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■特捜刑事マイアミ・バイス■1984〜1989米 MIAMI VICE
・ 常夏の街マイアミで、ソニー・クロケットとリカルド・タッブス(演じる派ドン・ジョンソンとフィリップ・マイケル・トーマス)の
白人・黒人の2人の刑事が活躍する、TVシリーズとは思えないほどの高い予算とクオリティで大ヒットしたバディ刑事もの。
イカスマイアミのファッション、音楽、演出などで日米ともに大人気を呼んだ。
・ 2006年にマイケル・マン監督によりリメイク映画化されたが評価はあまり高くない。
・ この番組以降、テレビや映画の拳銃の持ち方が肘を曲げて顔の横に添える形から、肘を伸ばして下から振り上げる形に変化した。
視線を銃が横切ってしまう間に目標を見誤ってしまわないための正しい拳銃の持ち方なのだそうだが、最初に観たときはシビれたよねえ。
テレビ東京の、今ではなかなかお目にかかれなくなった21時台からの放送で、80年代後半のテレ東海外ドラマ全盛期を生み出す立役者。
そのまま続けて『俺がハマーだ!』を観るのが海外ドラマファンの流れだった。
・ ドン・ジョンソン(ソニー)の声って、このときは無名塾の隆大介だったんですねぇ。
今は野沢那智の声しか浮かびませんが(ナッシュ・ブリッジス)。
・ 存分にオマージュを込めたマフィアゲーム『GTAバイスシティ』(ロックスターゲームズ・PS2、PC、XBOX・2002)の世界的ヒットが影響したのと関係あるのかどうかはわからないが、2006年にリメイク映画が公開予定。
『フルスロットル』(タイトー・アーケード・1987)
・ セガの『アウトラン』に対抗して登場した、タイトーの本格的稼動筐体の1つで、『チェイスHQ』の前作にあたるレース(ドライブ)ゲーム。
・ グラフィックはいまいちだったが、ニトロを使用したスピード感と、タイトーGM全盛期の音楽は人気を呼んだ。
ただし、ディップスイッチの初期出荷設定がデモ時BGMオンだったため、ゲームプレイしていようがしていまいが、まるでジュークボックスか有線放送のようにBGMがゲームセンター中に鳴り響いていた。
・ さて、パクリ部分は沿道の看板。当時のレコードジャケットそのままの写真にご丁寧に「マンハッタンバイス」と書いてあります。
・ そういえば続編『チェイスHQ』は、マイアミ・バイスそっくりの設定でパトカーを操作するゲームだった。
ある意味この看板がそれを予知していたのだろうか。
マンハッタンバイス、ってあんた……
■魔界転生■1981東映
・ 元祖・歴代ヒーロー大集合時代小説とも言える山田風太郎の傑作を深作欣二が映画化した角川映画。
魔界から甦った天草四郎時貞が、宮本武蔵など歴代の剣豪を甦らせ幕府転覆を計る。これに真っ向から戦いを挑むのは柳生十兵衛!
・ 人形作家の辻村ジュサブローによる派手な衣装デザインと、沢田研二扮する天草の妖艶ぶりが見どころ。
なお、窪塚洋介が天草に扮する2003年版は原作が同じだけでなく本作のリメイク映画とのことで、衣装なども初代映画の影響が出ている。
『影の伝説』(タイトー・アーケード、ファミコン、PS2、Let'sTVプレイCLASSIC・1985) THE LEGEND OF KAGE
・ タイトーアーケード黄金期の1作。『カムイ伝』そっくりのフォルムの主人公が、さらわれた姫を助け出すために活躍する横スクロールアクション。
4種類のステージを進んでいく抜群のテンポと、まだ目新しかったFM音源でのOGR氏による和風ロックの軽快なサウンドが一体となった佳作。
子供ゲーマーにとっては、アドバタイズ中4ステージのうち1面&4面デモの操作入力を受け付けていたのが有名で、
勝手にジャンプするプレイヤーを操作しながらタダゲー感覚での面クリアを非常に楽しんだ。
また食品とのタイアップもあってCMもジャンジャン流れたファミコン版の印象も強い。
・ 近年PS2の『タイトーメモリーズ』と、バンダイのTV接続ゲーム機「Let'sTVプレイCLASSIC」へ立て続けに移植され、にわかにノスタルジーに浸ったゲーマー多し。
・ パクリ部分は2周目クリアで登場する最終ボスの「魔界の国より甦りし魔性の者」(チラシ裏のストーリーより)である「雪草妖四郎」。設定もデザインもそのまま。
なお1周目ボス霧雪ノ介は真田広之のキャラがモチーフと思われる。映画の方の2人はこちらの写真ご参照。
(情報提供:遊生様)
映画の美術に大いに影響を受けたイラストとそのゲーム画面。
『サムライスピリッツ』(SNK・ネオジオ、NGP、SFC、GB、MD、GG、PS1・1993)
・ 初の武器の要素を加えた対戦格闘で、ネオジオのハードを急激に普及させた傑作。発売当時は3万円近いソフトが市場で完売し、秋葉原では輸入版を売る店が出るなどネオジオは時代を謳歌する。
ネオジオで4作、ハイパーネオジオ64で2作のシリーズがつくられた後SNKは倒産したが、その後もシリーズは続いている。
『どろろ』の百鬼丸みたいな侍・覇王丸ほか数人を除くと、仏騎士、青龍刀使い、アイヌ女、忍者、アメリカン忍者&盗賊、妖怪など
全然「サムライ」じゃない人たちが果し合いをしながら最終的に天草四郎時貞を倒す物語。
・ パクリ部分はその設定。邪神の力で復活した天草という設定だけでなく衣裳のイメージも映画そのまま。
・ 以下余談。プレイヤーのひとりに柳生十兵衛もいるが、彼は二刀流じゃないということに開発者が気付いたのは開発末期だったという話。
・ 多数のコミカライズがあったが開発で最も評判がよかったのは内藤泰弘の書いた「ファミマガ」版だったという噂。
ただし小学生を対象とした雑誌で「ゾンビ兵がアイヌの村を襲い、幼なじみの少年が目の前で食われ四散、ナコルル半狂乱」などハードな内容が問題だったか打ち切りになり、
その後"侍"で味をしめた作者は続いて同じ出版社の別の雑誌で"ガンマン"の話を書く。それが『トライガン』。サムスピにはきちんと完結してもらいたかった……。
ファミマガはその他も神崎将臣作の『ストII』漫画でバルログに春麗の服破かせて乳首出して単行本化で修正入ったり、
SFC版『ウルトラセブン』開発者取材漫画で「キリヤマ隊長がノンマルトの都市を破壊するボーナスステージはないのか」と尋ねる漫画を書いたりと、たまに大きなおともだち向けの暴走していたのが懐かしい。
画面上2枚は1作目、下は4作目『天草降臨』(1996)より。
■マスク■1994米 THE MASK
・ 現在演技派役者への転向中だが、やはりお笑い系役者の印象の強い人気俳優ジム・キャリーの出世作。
さえない銀行員が謎のマスクを被る事で言葉も動きも軽快なゴム怪人に変身。キャメロン・ディアスとの恋に奮闘する。
・ アメコミ風ヒーローはこれまで日本ではなかなかヒットしないものだったが、本作は宣伝の上手さもあって日本国内でも大ヒット、ジム・キャリー人気は日本にも定着した。
『ペルソナ 〜罪〜』(アトラス・PS1・1999)
・ 女神転生のスピンオフ企画の1本、学園ものメガテン・「ペルソナ」シリーズ第2弾。
「噂を操るRPG」というコピーの通り、噂を広めてシナリオを展開させる「噂システム」が話題を呼んだ。
・ 指摘箇所は登場悪魔の1人、「バルバトス」。
交渉時に怒った時や、銃系の技で攻撃する際、手が変化してたくさんの銃身を出す。片手ではあるが映画でジム・キャリーがマフィア集団へ向けた技と同じだ。
なおバルバトスは続編『ペルソナ 〜罰〜』(2000)にも登場する。
(情報、画像提供:リボドゥカン様、刺身醤油様)
HANGEDMAN・バルバトス。"It's show time!"なんて乱暴な言葉は使わない
■マックス・ヘッドルーム■1987米 MAX HEADROOM
・ 未来、テレビが支配する世界でコンピュータ上に誕生した人気キャスター・マックス。
彼の正体は、局の陰謀を知ったレポーターの記憶を再構成して生まれた存在だったのだ。
マスコミ皮肉をまじえて作られたSFTVドラマ。
・ イギリスの音楽番組(1985年作品)のパーソナリティとして生まれたキャラクターが、アメリカのテレビ番組として生まれ変わったという変わった経歴の作品。
当時まだ珍しかったCG技術とその個性的なキャラクター性で、1クール程度の短いドラマであるにもかかわらずカルト人気を呼んだ。
『ホロシアム』(セガ・アーケード・1992)
・ QTEシステムでガンマンが飛んだり跳ねたりするゲーム『ホログラム・タイムトラベラー』(1991)に続いてセガが発売した立体映像シリーズ第2弾。
・ 当時流行の?格闘ゲームだったが、ただし中身は単純で、背景もない空間にキャラクター4人から選んだ2人が対戦するという、人気を呼ぶ以前の実験的な代物。
・ ちなみにどちらも偏向ガラスか何かを利用したゲームで、ホログラムではない。念のため。私はガチャ目だからか、まったく立体に見えませんでした。
・ このゲームの司会進行をつとめるのが空間に浮かぶ巨大な頭。世代的にマックスをイメージしたものだろうと思われるが、
これで無表情な髭面なら『未来惑星ザルドス』(1974)かも。
CGかと思いきや地面への写りこみまで手で描いてます。
■マッドマックス■1979豪 MADMAX
・ 多分日本で一番有名なオーストラリア映画。本作のおかげで主演のメル・ギブソンは世界的スターとなった。
シリーズは結局3作つくられたが、3作目とも主役は同じものの、それぞれかなり趣向の異なるアクション映画となっている。
最も人気が高いのは2作目であり、シリーズ合わせ『北斗の拳』の元ネタとしても有名。
1作目は恋人を暴走族に殺された復讐のため、自分の改造車で暴走族を全滅させる警官の話。荒削りなアクションが良い。
『アンダーカバーコップス』(アイレム・アーケード、SFC・1992)
・ 旧アイレム後期のベルトフロアアクションの佳作。詳しくは『ターミネーター』の項参照。
・ パクリ部分は4面ボスのシーン背景。
フルフェイスヘルメットを被った男が長筒の銃を構え、エンジンむきだしの改造カーの前でポーズしている。
これこそインターセプターとマックスの雄姿そのものではないか。
(情報、ゲーム画像提供:YUKI様)
1作目ではまだ無名に近いメル・ギブソン。DVD(ビデオ)パッケージと印象も違い『処刑ライダー』っぽい
『ロードブラスター』(データイースト・アーケード、MSX、X1、メガCD、SS、PS・1985) ROAD AVENGER
・ データイーストが『サンダーストーム』に続いて発売したLDゲーム。
アニメ映像を観ながら画面に支持された「→」とか「アクセル」などの命令に従って操作することによって
映像の続きを見ていくことができる、モグラ叩き。近年はこれを「QTE」と呼ぶ。
・ コンシューマではVHDゲームとしてMSXとX1で、その後メガCDにウルフチームが移植(『〜FX』)。
SS&PS1ではエグゼコ・デベロップメントが発売した。
映画との共通点は、その物語。近未来、警察官だった主人公が新妻を暴走族に殺され、復讐に立ち上がって最強の車で挑む、という物語が
そのままゲームの舞台設定になっている。
ゲームではどんなものになっているかは以下、メガCD版取説より引用。
1990年……U.S.A(アメリカ合衆国)
(前略)政府は、暴走族退治専門の秘密警察SCP(Special Car Police)を結成し、暴走族退治に乗り出した。
(中略)そんな彼も人並みの幸せを手に入れようとしていた……最愛の女性との結婚。だが、そんな彼を突然悲劇が襲った。
新婚旅行中に暴走族の一団に出くわし、その暴走に巻き込まれ最愛の女性を失ってしまったのだ。
燃え盛る炎の前で彼は誓った。彼女を自分から奪った暴走族(略)を倒すことを……。
秘密警察SCPとしてでなく、一人の男として妻のカタキを取るために彼は立ち上がった。
……ね? そのまんまでしょ?
・ とはいえゲームで具体的に戦闘する場所は市街地や海水浴場などかなりオリジナリティあふれる様々な場所で戦うので、好パクリといえるだろう。
・ ちなみに前述のメガCD版では、J−WALKによる新曲が使用された。
歌詞はゲームの主人公の悲哀を描いたもので、恋人を失った悲しみだけが永遠と語られていて救いがない。
残念ながら音楽CD化されていないのでJ−WALKファンはメガCDごと買うしかない?
■マッドマックス/サンダードーム■1985豪 MADMAX:BEYOND THE THUNDER DOME
・ シリーズ3作目にして最終作。
主演はメル・ギブソンだが、より目立っているのは主演女優となる大御所姐さん歌手、ティナ・ターナー。
演技に目覚めた彼女は公開当時はこの映画の出演をきっかけに音楽界から引退と語っていたが、その後の映画出演はあまり多くなく気が付いたら歌手に復活していた。
めでたしめでたし。
・ 制作費は高騰したようだが、この手の映画で最も難易度が高い「子供」ものの部分がシリーズのバイオレンスさと打ち消しあってしまったのだろうか評価は決して高くない。
『ゴールデンアックス デスアダーの逆襲』(セガ・アーケード・1992)
・ アーケード版シリーズの第2弾。システム32基板使用で4人同時プレイが可能だった。
メガドライブ版のシリーズとは別物で、アーケード版1作目のスタッフによるもの。未コンシューマ化作品。
前作から一新された個性的な4人のプレイヤーキャラクターのうち1人が「巨人の上に乗った小人」。
前作のプレイヤーキャラのひとりだったドワーフのギリウス(ギリアス)・サンダーヘッドが
高齢のため、ジャイアント系の人GOAHに乗って彼の頭脳として戦うという設定だったが
今みても斬新なキャラだ(唯一の女性キャラが人馬兵だったし)。
・ これはサンダードーム内でメル・ギブソンが戦った「マスター・ブラスター」(だっけ?)が元ネタと思われる。
関係ないが同じ元ネタのキャラが漫画の『北斗の拳』にも出てきた(最後の方)。
じじいは上で大騒ぎしているだけ。戦いません。
■マトリックス■1999米 MATRIX
・ キアヌ・リーブス復活のSFアクション映画。日本のアニメ映画『攻殻機動隊』やゲームなどで培った素養を実写映画に昇華している希有な作品。
・ PS2本体の発売とほぼ同時にDVDソフトを発売して、当時PS2のすべてのゲームソフトよりも多くの売上本数を記録することに成功した。
・ 2003年により、日本アニメをリスペクトした続編が2本公開された。
『激写ボーイ2 〜特ダネ大国ニッポン〜』(アイレム・PS2・2001)
・ PCエンジンのカルトゲームの続編。前作についての詳しくはこちら。
・ 晴れて一流の新聞記者になった主人公・デビット(27才)が、特ダネをもとめ日本へやってきたというお話。
ハードはPS2になったがやってることはほとんど変わらない。
今回も、まるでこのコンテンツに挑戦しているかのような映画パロディ一発ギャグが満載。
・ 今回のネタは1面「ギンザ歩行者天国」。ゲームスタートしていきなり『マトリックス』の敵のサングラスの男が突っ立っています。
で、銃を撃ってもいないのに上半身分身避けを披露してくれます。うまくシャッターを切ろう!
21世紀になってもこのゲームのノリは健在だった!
『バーチャファイター4 ファイナルチューンド』(セガ・アーケード・2004) Virtua Fiter 4 Final Tuned
・ 甦った3D対戦格闘ヒットシリーズ第4弾のマイナーチェンジバージョン3作目。家庭用には移植されていない。
4より追加された、プレイを重ねることで手に入る、プレイヤーキャラをデコレーションするアイテム要素。
このうちサラのアイテムに「仮想空間風サングラス」というものがある。
条件はクリムゾンサングラス(5連勝で入手)を装備し15連勝すること。もっともこれを装備してもバレットタイムなんかはできませんが。
・ なおベネッサは屈辱プレイで手に入る"恥ずかしアイテム"の中に「殺戮のマスク」というホッケーマスクがあるが、写真撮れないのでここでおまけ紹介。
(情報提供:刺身醤油様)
『ビューティフルジョー』(カプコン・GC、PS2・2003) VIEWTIFUL JOE
・ 『パーマン』を現代風にアレンジしたような世界観で繰り広げる横スクロール2Dアクションゲーム。
(公式サイトはこちら)
映画のオマージュたっぷりの舞台がこのサイトを見ているようなお客さん向き?
カプコンがGCを応援するゲームシリーズの1本だったが気がつけばPS2への移植、続編はPS2版も発売、共に惨敗という経緯を辿った。
TVアニメシリーズ化もされているが人気はいまひとつ。『パワーストーン』といい、カプコンのご乱心アニメものの1本となりそうだ。
・ パクリ部分はその能力のひとつ「SLOW」。敵の撃ってくる弾を、世界のスピードを遅らせることで避けるという能力。
おなじみのブリッジ避けこそしてないものの、映画のオマージュを満載している舞台のことと
シチュエーション的に似てることとか、弾の軌道エフェクトとかもあるため掲載。
(情報提供:B.J様)
『マックスペイン』(EA・PS2・2003) MAXPAINE
・ 『GTA』シリーズで一躍世界一に踊り出たイギリスの開発メーカー・ロックスターゲームズ、3Dでの最初のヒット作。
2001年に発売以来世界で大ヒットしたが、日本での発売は2003年が最初。遅すぎる。
元々はWindows用ソフトだが、その後PS2、XBOXへ移植されている(日本ではPS2のみ)。現在続編が開発中。詳しくは公式サイト(海外)。
・ 指摘箇所はこのゲームの最大の売りであるシステム「バレットタイム」。
銃撃をスローモーションで描いたのは『ワイルドバンチ』のサム・ペキンパーが最初で(モンティパイソンの「サラダの日」スケッチでネタにしてたね)、
ジョン・ウーの『男たちの挽歌』などでも有名だが、二丁拳銃を撃ちながら敵の銃弾をスローモーション状態で避けていく様は
『マトリックス』からの引用と見るのがよさそう(まあ何にしてもパクリということで)。
・ その他「ゲーム後半に登場するグラサン、金髪後退ハゲ、黒スーツ、ヘッドセット装着のエージェント風の雑魚キャラ(弾は避けないけど)、
敵の本拠地のビルの玄関のつくり(据え付けられた金属探知機、等間隔で並ぶ柱、エレベーター)は、まんまマトリックスです」とのこと。
(以上の部分の情報提供:間諜118号様)
・ 備考として「バレットタイム」をパクった『デッド・トゥ・ライツ』(ナムコ・XBOX、PS2・2002)や『バーチャコップ3』(セガ・アーケード・2003)
などがあるが、今度はこれは『マックスペイン』のパクリと思われるため独自項目にするのはひかえておきます。
『みんなのGOLFオンライン』(SCEI・PS2・2003)
・ 異母兄弟の『マリオゴルフ』シリーズを抑え、人気ナンバー1ゴルフゲームとなっているシリーズ第4弾。
SCEI初のオンラインPS2ソフトで、フキダシを使ったチャット機能がゴルフに最適。
・ パクリ部分は裏技ともいうべきリアクションで、キャディをスズキにしてからわざとスズキに向かって球を打つと、
おなじみの弾除けポーズをとってかわすそうです。
(情報提供:アラちゃん様)
『メタルギア ソリッド2:サンズ・オブ・リバティ』(コナミ・PS2・2001) METAL GEAR SOLID 2:SONS OF LIBERTY
・ 2000年春のE3にて発表された、PS2最初の注目タイトル。発売まで約2年かかったのはご愛嬌? というか思ったより早かった。
『スナッチャー』『ポリスノーツ』など、映画好きが高じて自分の作品に好きな映画のオマージュを捧げまくる小島秀夫作品。
・ 今回の指摘場所は「タンカー編」主人公のソリッドがナイフ使いの女性・オルガと対峙するシーン。
ホールドアップ状態のオルガがナイフの柄の仕込み銃でソリッドを撃つという場面において、
映画のクライマックスで使われた、有名なスローモーション表現された弾丸の弾道演出と同じように、
弾が水中で飛んでいく弾丸のような軌跡を見せます。
・ 今回の件に関しては、監督同士で仲良しというプライベートの関係もあるので、
きっとオマージュというよりはエールとか楽屋オチみたいなものなのかもしれません。
なお本作は海外(北米、アジアなど)でのみXBOX版が存在する。
乱発したマトリックス演出のパクリ?は本作が最初でしょう
『ラブ☆スマッシュ!5 テニスロボの反乱』(D3パブリッシャー・PS2・2003)
・ 「SIMPLE2000」シリーズの中でも特に異色作の『ラブ☆スマッシュ!』の続編。2作目だけど5。
迷ヒロイン・双葉理保を中心とした"ドキッ!女ばかりの"テニスゲーム。
コスプレ衣裳に身を包んだ3DCGキャラクターたちが必殺技を駆使してテニスで戦う。
・ パクリ部分はゲームの最大のウリかもしれないオープニングムービー。
ビルの屋上を舞台に、スローモーションで飛んでくる多数の弾 球を、のけぞりながら避けるおなじみのシーンがあります。
■マトリックスリローデッド■2003米 MATRIX REROADED
・ 前作の大ヒットを受け3部作となったシリーズ第2作目。
前作のラストを序章とし、マトリックスの世界と現実世界の機械との2元のドラマと戦いを描くアクションSF。
・ 前作で評価を受けた映像手法とアクションを大幅に進化させた結果、徹底的な娯楽作となった。
ただアクションシーンの連続から突然振って湧いた会話一辺倒のラストは、小島カントク作品にも似た置いてきぼり感も無きにしも非ず。
・ 半年後に公開されたシリーズ3作目『マトリックスレボリューションズ』(2003)と同時制作されたが、
この手法は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』2・3と同じ手法と言える。同時制作のため、
物語は続編を期待させるためか大きな風呂敷を広げつつ謎の多くを明かさずに終わってしまい、
完結しない映画にまだまだ慣れていない日本の観客はまたしても大いに戸惑うこととなった。
『真・三国無双4』(コーエー・PS2、XBOX・2004) Dynasty Warriors 5
・ 21世紀になってからのコーエー最大のヒットシリーズ第4作。
他社がなかなか真似できない多人数相手の集団戦闘アクションゲーム。
オープニングでの回転攻撃で敵を吹き飛ばすシーンに本映画のスミスだらけ初戦闘時の影がなくもない。
(情報提供:刺身醤油様)
『007 エブリシング オア ナッシング』(EA・PS2、GC、海外XBOX・2004) 007:EVERYTHING OR NOTHING 公式サイト
・ EAの007シリーズ第3作目(日本発売は『007 ナイトファイア』に続き2作目)。
前作までのFPSから一転、サードパーソンビューアクションゲームとなったが、
これまでと同様様々なシチュエーションで短い面を次々とクリアするテンポの良さは健在。
・ 映画のルールを完全に取り込みつつ、オリジナルのシナリオ・音楽で構成。
映画シリーズの主要キャストであるボンド=ピアーズ・ブロスナン、M=ジュディ・デンチ、Q=ジョン・クリーズの全てが実名、実声、
そしてキャラクターの顔もそっくりに再現されており(ポリゴンデンチなんて観る時代が来るとは!)、
さらに主要な登場人物も実在の俳優をキャスティングし使っているという、「CGで制作した新作ボンド映画」と言っても過言ではない作品。
なお本編通じて一番喋っているのは実はQ役のジョン・クリーズ。モンティパイソンのファンならオリジナル音声にして、
くせのあるあのトークを存分に楽しむことができるという意味でもファンは必見(必聴)のソフト。
なお今回の敵は元KGB、ニコライ・ディアボロ。『美しき獲物たち』で対決したマックス・ゾーリン(クリストファー・ウォーケン)
の弟子という設定で、演じる?のはウィレム・デフォー(!)。
その他、『ムーンレイカー』で和解したはずのジョーズ(演じるのはもちろんリチャード・キール)も
ディアボロの部下として登場する。おさげの少女・ドリーとの恋はどうなったのだろう? というのは突っ込んじゃいけない。
・ 蛇足だがボンドのゲームで映画の悪役が復活したのは本作が最初ではなく、『ゴールデンアイ 007』(任天堂・ニンテンドウ64・1997)
の裏ステージでは『死ぬのは奴らだ』の敵・サメディ(彼はボンド映画では極めて珍しく敵でありながら生き残る)の復讐戦という設定になっていた。
・ さて、パクリ部分は後半面のバイクステージ。
ニューオリンズへ向かって高速道路を猛スピードで走るジョーズが乗るコンボイを追ってボンドは黒尽くめのスーツでバイクに乗って追いつこうとする。
時には急加速、時には反対車線を走りながらコンボイとカーチェイスを繰り広げるそのシチュエーションは、
遠くのビル街の風景や夕陽の色合いと相まって映画の目玉の一つであったハイウェイでのトリニティのバイクシーンを彷彿とさせる。
またコンボイを発見したときの中間演出は飛んできたネオがトラックを発見したときのズームと同じ。
これこそゲームと映画がお互い刺激を受けあって切磋琢磨する姿であろう(好意的解釈)。
(情報提供:フレメン様・写真協力、実演:こまんだー様)
実際はスピードアップもして大変なことになっています。加速時のSEもそれっぽい
道を塞ぐタンクローリーに対し、バイクを傾けて擦り抜けるトリニティ、じゃないボンド