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●映画 ターミネーター

ターミネーター■1984米 THE TERMINATOR
・ 『殺人魚フライングキラー』のジェームズ・キャメロン監督と、『コナン・ザ・グレート』のアーノルド・シュワルツェネッガーを
  一躍ハリウッドの一流メンバーに押し上げた名作。
  今でこそ“シュワちゃん”だが、当時この名前を読める人はいなかった
  (でも映画のコピーは「アーノルド・シュワルツェネッガー」主演作と「一行で」書いてあった)。
  『キングコング2』のリンダ・ハミルトン、マイケル・ビーンもこの映画で一躍人気になったが、
  マイケル・ビーンはマーク“ルーク・スカイウォーカー”ハミル並に消えていってしまった。
・ ライセンスもの作品も多く、有名なのは米メーカー・ミッドウェイのガンシューティング(2)。
  撃っても撃っても全然壊れない敵も「まぁターミネーターだし」ということで納得。
  その他、アメコミを原作にした『ロボコップVSターミネーター』(SFC,MD・ヴァージンゲームズ・1994)というゲームもある。
  これはザコもボスもみんなターミネーターというすごいゲームだった。

『アンダーカバーコップス』(アイレム・アーケード、SFC・1992) UNDERCOVER COPS
・ 近未来。暴徒に占拠された街に現れた、悪者どもを掃除する“シティスイーパー”たちの活躍を描く
  ……ってなんか『クルードバスター』と同じなのはお約束。
  タイトルの“潜入捜査官”が笑ってしまうほど正面きって悪人と戦います。
・ いわゆるダブルドラゴン系ベルトタイプ格闘アクションゲームの佳作。
・ 後に『メタルスラッグ』へと引き継がれる描き込みの細かさ、ヒヨコやカエルなど生きた食料アイテムの芸の細かさ、
  そして「ばんぷー!」など異彩を放つボイスなどなど、本気なのか馬鹿やりたいのかわからないところに一部ゲーマーが魅了された。
・ 古葉美一(現:氏賀Y太)氏による漫画(ゲーメスト)を覚えてる人も多そう。
・ SFC移植版はバリエより発売(ローザの胸チラが修正されているのはご愛嬌)。アイレムからはFC版
  ……もといGB版が出ていますが別物(ボードゲーム)。
・ 今回のパクリ部分は1面ボス。プレデターライクな顔で登場する男「PARCS」は、そのうち真の姿を現す……。
  そして奴を倒すには、工場のプレス機を使うしかないのだ!
  (情報提供:父猫様。FC版もやってみたかったですね)

本来の姿を現したところ プレス機で倒してクリアー!
さしもの超合金ボディ?もプレス機には歯が立たなかった……


『エンフォース』(タイトー・アーケード・1988)
・ タイトーの大型(というか中型)筐体による立体シューティングゲーム。詳しくは『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』の項参照。
・ ラスボスを倒して敵の基地に突入すると、なぜか自分の司令官が正体を現し、メカニカルな顔を見せる。
  その顔のデザインがちょっとターミネーターのスケルトンっぽいかな、ということで一応掲載。

エンディング
この衝撃のラストにオチはない。なんで自分の基地を攻撃させたの? あなた。


『ぎゅわんぶらあ自己中心派2 自称!強豪雀士編』(ゲームアーツ・PC-8801、X1、MSX、PC-9801、FM7、PCエンジンCD-ROM2、MD、メガCD、FC、GG、SFC、SS、PS1・1987〜)
・ イエローホーン制作?の史上最強の麻雀ゲームシリーズ。
  片山まさゆきが「ヤングマガジン」で連載した人気麻雀漫画の登場人物を可能な限り忠実にゲーム化。
  個性の強すぎる面子の打ち筋をリアルに再現している。
・ ここで紹介する北家神拳伝承者「ヤーメネーター」もその漫画に登場したキャラクターのひとりでPC版2作目(追加キャラディスク)より登場。
  ひたすら突進して勝負を挑んできて、どんなに上がってもどんなにマイナスになっても諦めない恐るべき?キャラ。
・ 下記写真で紹介しているメガCD以降の「東京マージャンランド」編では「アリスのミスティックパーティ」になぜか「勝ち過ぎの金蔵」と共に登場、
  仲間であるはずの金蔵に勝負を挑んで、まあ大概自爆する。
・ 漫画が既にパクリキャラなため正直なところ当サイトの趣旨からは外れている(「ゲームにパクられた」わけではない)のだが、
  漫画以上にゲームも有名なのであえて紹介することにする。

「東京マージャンランド」デモより 迷台詞をはいているところ
「もう半荘〜!」(写真はSS版)


『激写ボーイ』(アイレム・PCE、PS1・1992)
・ 「カメラアクションゲーム」。詳しくは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の項参照。
・ 2面の誘拐現場の手前で、何故か片目を赤く光らせて立ってます。
  こういう、ヘタにサイボーグっぽく見せない使い方、私は好きです。

目がぴかー
この暗い路地のイメージがターミネーターには似合います


『激写ボーイ2』(アイレム・PS2・2001)
・ PCエンジンのカルトゲームの続編。詳しくはこちら。前作についての詳しくはこちら
・ 今回のネタは隠しステージ「秋葉ダウンタウン」。
  前作と同じターミネーターが路地にいますが、今度は看板になっていて、
  撮影すればするほど絵がダメージ絵になっていき、最後はスケルトンモデルになります。

またしても目がぴかー 今度こそ倒せる?
前作ファンならニヤリとするシーンの1つ?


『魂斗羅スピリッツ』(コナミ・SFC、GB・1992) CONTRA III:THE ALIEN WARS
・ 2作続いたアーケード版の世界観を継承した、家庭用(SFC)オリジナルの『魂斗羅』。シリーズ第3作目(GBはSFCの移植)。
  SFCでは初期の部類に入る作品だが、ゲームの破天荒さ、テンポなど、シリーズ最高傑作との呼び声も高い。
  本作についての詳しくは「GAME KOMMANDER」さんがとてもアツいので是非ご覧下さい。
  なおGBAで『魂斗羅ハードスピリッツ』というアレンジ移植版が2002年に発売されたが、SFC版ファンにはあまり歓迎できない出来らしい。
・ パクリ部分は3面のボス。
  2体の人骨型サイボーグと、その後に登場する巨大ボス「大覚ロボ・ビッグファズ」
  この時期、骨ロボといえばターミネーターなので間違いはないのですが、正直「ターミネーター」というよりは「スナッチャー」に見えませんか?
  (情報提供:SPACE−HIGH様、写真提供:B.J様)

兄弟ロボ  ところで大覚ってなんですか?
背景の壁が開くこの演出に「ああ! 私の遊んでいるのは"スーパー"なファミコンなんだ!」と思いませんでしたか?


『サイバーリップ』(SNK・ネオジオ・1990) CYBER-LIP
・ ネオジオ初期タイトルの1本の2人同時プレイ可能横スクロールジャンプアクション。50メガ 28,000円。一見『ホラーストーリー』(東亜プラン)。
  暴走したマザーコンピュータを破壊するために潜入していくストーリーは、まあよくある話。
  ただしそのコンピュータも操られていたに過ぎず、エンディングで真の悪の存在が明らかになるが、ホントに明らかになるだけなのが凄いぞSNK。
・ パクリ部分は敵ザコ一般兵がみんなサイボーグで、そのデザインが映画に似てること。1面の背景も映画の未来世界をモチーフにしているっぽい。
  なお背景に見える倒壊した自由の女神は『クルードバスター』(デコ)にもあったね。

りーらーるるーらーりーるる♪  りーらーるるーりっぷー♪
このころのネオジオゲームはみんな右に向かって歩いていた


『サイレントドラゴン』(タイトー・アーケード・1992) SILENT DRAGON
・ イーストテクノロジー社製の『ダブルドラゴン』系ベルトタイプアクション。
  『ストII』から始まる対戦格闘ブーム後に出た、いささか時代遅れのゲーム。
  その割にはとても1992年の作品とは思えないグラフィック。上のUCCと同じ年のゲーム(同じジャンル)なのに!(笑)
・ 3人同時プレイが出来たことが特徴。
・ パクリ部分はラスボス。冒頭の画面ではどうみても女にしか見えないボスは、れっきとした男。
  腕からのサイコガン攻撃をやすやすとかわしてやっつけると、本性を現し、
  例によって骨格ロボットとして2度目の攻撃をしてくる。
  腕がチェーンソーや電ノコに変化するのがちょっとオリジナル。
・ ちなみにプレイヤーもちょっとシュワ似だが、4人の主人公の中で唯一アドバタイズの主人公1枚絵に入ってない。
  そのくせ冒頭から登場するザコに外見がかなり似ているところから、もしかすると
  ザコキャラからプレイヤーキャラへと発売直前に格上げされたのではないか、との疑惑が。

セレクト画面。見切れてますよ。   ラスボス
こんな姿の敵とも一体何度戦ったことか。


『ジェノサイド2』(ズーム・X68000、FMタウンズ、SFC・1991) GENOCIDE 2
・ 名機X68000でクオリティの高いオリジナルゲームを送り出してきた北海道のソフトハウス・ズームによる第4作。
  デビュー作である『ジェノサイド』(1989)の続編ではあるが、アクション性、ドラマ性を大きくパワーアップし大ヒットした。
  SFCでも『G2・ジェノサイド』としてケムコから発売されているが他のズーム移植作品と同様評判は決して高くない。
  なお『ジェノサイド2.5』とか言われる同人ソフト(ファミリーソフト)の『マッドストーカー』は関係ないですよ。
・ 全体的に当時流行っていた士郎正宗の『アップルシード』系メカデザインの影響を大いに受けているきらいがあるが、
  ここで指摘するパクリ部分はタイトルロゴのメタル調の「G2」の文字と、ラスボス。液体合金な姿は『T2』のT-1000そっくり。
  なおこのパクリに関しては「当時デザイナの人と冗談で言ってた事を思いっきりやりましょうという事で導入したような思い出があります」とのことである。
  (情報提供:ノーティカルマイル様、真相告白:Y様)

映画風
腕が低すぎてここではタイトル画面のみ。


『ザ・スーパー忍』(セガ・MD・1989) THE REVENGE OF SHINOBI
・ ゲームについての詳しくは『ゴジラ』の項で。
  ターミネーターもボスの1人として、ランボーをたくさん倒した後に登場する(笑)。
  正確にはターミネーターのような髪型のサングラスの怪力男で、上半身は裸である。
  面白いのが、ダメージを与え続けるとカラーチェンジしていくのだが、その色が「緑」ということ。
  最後には上半身が真緑になる。その姿はまるで「超人ハルク」だ。
  多分、シュワ氏が『ターミネーター』以前に出た実写版『超人ハルク』に引っかけているのに違いない。
  シュワちゃんが出てたのは『SF超人ヘラクレス』ですね。勘違いでした(02/10/12訂正)。

車を投げてきます お前はもう死んでいる
ハルク色に染まり、最後には本当の姿を表す(右)が……。


『スティールガンナー』(ナムコ・アーケード・1990) STEEL GUNNER
・ ナムコの2人同時プレイガンシューティングゲーム。一方向のみの直線移動だけの移動だったガンシューのスクロールに
  ナムコ基板(システム2?)得意のスプライト拡大縮小を駆使し、ジャンプ移動や飛行など場面に応じたさまざまなカメラ移動を取り入れた。
  これによるかつてない臨場感を高めた演出が斬新でヒット。翌年には続編も作られた。
  プレイヤーである未来の警官のパワードスーツの丸みや、ロボット兵や多脚戦車などと戦う様は、
  この頃の流行だった士郎正宗(アップルシード)の影響をかなり受けていると思われる。
・ 蛇足だがPC-9801用同人ソフト『STEEL GUNにゃん』(鋼鉄銃娘)はPC-6001版『スペハリ』的移植として当時かなりの衝撃だった。
・ パクリ部分は最終面。人間だと思っていたボスを撃つと表皮が剥がれて……という『メカナイズドアタック』ならザコ扱いな敵がラスボス。
  (情報提供:父猫様)

この火力で生身の人間撃ったら四散しそうだよな
SNKに遅れをとったもののメジャーになったもん勝ちとも言う


『スナッチャー』(コナミ・PC-8801mkIISRほか・1988) SNATCHER
・ 詳しくは『ブレードランナー』の項で。
  『ブレードランナー』でいう“レプリカント”にあたるスナッチャーの正体が『ターミネーター』の骨格を思わせる。
  劇中でも表皮がはがれて金属が露わになったり、骨格のまま襲ってくることもあり、その辺も映画に準拠している。
  人間の擬態ロボットというと『ウエストワールド』(1973)が先だが、殺意を持っているところなどでこちらに。

ジャーン(SE)
この顔に何発の銃弾を撃ったことか(カーソルキー)


『デッド・オブ・ザ・ブレイン』(フェアリーテール・PC-8801mkIISR、MSX2、PCエンジン・1992) DEAD OF THE BRAIN
・ エロゲーメーカーであるフェアリーテールがホラーものに力を注ごうとしていた時期の作品で、
  『スナッチャー』から少し後に出たホラーアドベンチャーゲーム。物語は『バイオハザード2』(つまり『バタリアン』)に近い。
  私がプレイしたのはMSX2版だが、ガンアクションがカットされており、かなり簡単なゲームになっていた。
  本作のラスボスもパッケージイラストになっていたサイバーダイン系骨アンドロイドだったが、
  彼が登場するまでパッケージイラストの意味が不明だった。
・ ちなみに続編も存在するがMSX2では移植されず。

『DEAD MOON 月世界の悪夢』(TSS・PCエンジン・1991) DEAD MOON
・ Huカードで発売された、宇宙から来た?骨と戦う横スクロールシューティングゲーム。
  自機がヘルファイアー似だが、中身はオーソドックス。ただし多重スクロールなど技術的にはまとも。
  それよりこのTSSというメーカーを私が覚えていません。FCでも2本ほどスポーツゲームを出したみたいですが……。
・ さて、パクリ部分はゲーム起動時に出る巨大なタイトル文字。黒字に銀(青だけど)の文字が左右からスクロールして重なりつつ、ドドッドドッってSEのようなBGMが鳴る。
  映画のタイトルバック演出そっくり(拡縮機能のないPCエンジンなので最後にカメラは引いてくれないけど)。
(情報提供:父猫様)

わかりづらいけどこんなの 通常タイトル画面
左が件のロゴのデモ画面。ちゃららーたーらーらー♪(どどっどどっ)


『ザ・ニンジャウォーリアーズ』(タイトー・アーケード、PCエンジン、メガCD・1987) NINJA WARRIORS
『ザ・ニンジャウォーリアーズアゲイン』(タイトー・SFC・1994) NINJA WARRIORS (SNES)
・ 『ダライアス』に続くタイトー3画面筐体第2弾が『ニンジャウォーリアーズ』だ。
  荒削りなゲーム性を3画面の圧倒的インパクトで乗り切った佳作。「ゲーメスト」の期待度評価で2が付くなど
  『ダライアス』の緻密なゲーム性に比べた大味さが否定的にとられがちだが、
  多間接キャラクターとダメージ箇所別に禿げていく表皮などのロボット演出、そして魅力的な音楽など、独自の魅力を持っていた。
・ 特に戦車登場時のボディソニックはデモ中でもバリバリ筐体ごと振動し、遊園地的な独自の存在感アピールを行っていたのが印象的だ。
・ そんな本作をアレンジ、リメイクしたのがSFC版『アゲイン』。
  アーケード版の魅力的な部分が残っていないため一瞬焦りがあったが、ベルトアクションゲームの多彩な攻撃方法などの要素などを加えた
  別物としての魅力を持っており、好感が持てる作品になっている。なお開発は、アクションゲーム作りに定評のあるナツメによるもの。
  本作についての詳しくは「GAME KOMMANDER」さんがとてもアツいので是非ご覧下さい。
・ さて、というわけでパクリ部分はまず本作のストーリーが微妙に似ている。
  映画は「世界を牛耳る組織がレジスタンスのリーダーを暗殺するために人間の姿を真似たロボットを送り込む」のだが、
  ゲームは「世界を牛耳る組織のリーダーを暗殺するためレジスタンスが人間の姿を真似たロボットを送り込む」というもの。
  最初は人間の姿そっくりだが、最後は骨格だけのロボットとなってしまうところも映画と同じである。

アーケード版
アーケード版より。ダメージを受けた箇所だけの表皮が剥がれるのが斬新だった。胸がはだけて土蜘蛛も大喜び
OPデモ  微妙に似ているシチュエーション
SFC版より。OPのスケルトンモデルと、爆発するタンクローリーの前を無言で進む暗殺ロボット。

『バトルクロード』(彩京・アーケード・1994) BATTLE K-ROAD
・ シューティングと脱衣麻雀の「彩京」がつくった対戦格闘ゲーム。モデル顔の女の子や千代の富士やムエタイが戦うゲーム。
  ダウンすると体力に関係なくリスタートするなど、独自のシステムを取り入れている。
・ パクリはありがちなターミネーター風サイボーグキャラ。金髪だが、名前は「T−8P」。ちなみにターミネーターの形式番号は「T−800」。
  Pは「はっぴゃく」のP?

左の人はディック・フライ まぁよくある感じのキャラ
画面もゲームもまったりしてるような。左のD-9Fは(RINGSの)"ディック・フライ"と読むそうです


『ベイルート』(セガ・アーケード・1989) BAYROUTE
・ サン電子開発の魂斗羅風横スクロールアクションゲーム。ちょっと『ローリングサンダー』とかも入ってるかも。
  タイトルは地名のベイルートとは関係ないと思う。でもそれは魂斗羅がコントラ(ニカラグア民主戦線)と関係ないのと同じ。
  ハリアーで登場するシーンはとてもかっこいいが「じゃあハリアーで進めよ!」ってツッコミ入れたくなるほどゲームバランスは悪い。
・ パクリ部分はカスリ程度だがインパクトはそれなりにある。
  まずラスボスを守る『カルテット』のエドガーみたいな用心棒を倒すとなぜかロボット(サイボーグ?)だったりするのが1つ。
  もうひとつが彼を倒した直後にやってくる意味不明の人型兵器のラスボスのデザイン。
  できかけのターミネーター(むしろ『デッド・オブ・ザ・ブレイン』に似てる)。なんでデカイのか、なんで手も下半身も無いのかは謎。
  あ、もしかしてクイーンターミネーター(エイリアン2風)とかいうオチ?

ハゲ、なのかな? なんでこいつだけ機械?
背景の廃墟もうっすらとカイルのいた未来世界っぽい。

意味不明の巨大ボス
腕も脚も全部飾りです! お偉いさんにはそれがわからんのです


『マージャンCOP竜』(セガ・MD・1989) MAHJONG COP RYU
・ 1コインクリアできる数少ないアーケード脱衣麻雀『スケバン雀士竜子』の続編。
  麻雀ゲームでは『ぎゅわんぶらあ自己中心派』以降、変な敵と麻雀をうつのがセオリーになっているが、
  その1人目の敵がターミネーター風キャラとして「コマンド・ビネガー」が登場する。でもあんまり似ていない。
  「もう半荘……」とも言わないが、その後仮面ノリダーやスネークマンショーのパロディが続々と登場するのでパロディ扱いで掲載。
  「コマンド・ビネガー」なら『コマンドー』じゃないの?って言われるとそのとおりなのだが、サングラスだから……。
・ なお、このキャラをみたら誰もが想像する?「ヤーメネーター」出演の名作ゲーム『ぎゃわん自己』は、元々漫画でパクったものなので
  あえて紹介していなかったのだが、現在は紹介している。上記参照のこと。

コマンドー? ビネガー?
大したネタではないのですが、まあこんなのもいたっていうことで


『メカナイズドアタック』(SNK・アーケード、NES・1989) MECHANIZED ATTACK
・ SNK初のガンシューティングゲーム。
  機械化された軍隊が潜む孤島に軍人2人が乗り込んでいくというストーリー。
  要はタイトーの『オペレーションウルフ』シリーズの二番煎じなのだが、その中でのオリジナリティが、敵の中に
  ターミネーターが混じっていること。耐久力を減らしていくと人間と思われた敵の姿から鉄の骨格が顔を出すのだが、
  この演出を行うため、敵がザコまでかなり高い耐久力を持っている。おかげで難易度はめっちゃくちゃ高い。素人にはおすすめできない。
  なお、本作の反省?を受けて作られた『ビーストバスターズ』は大ヒットすることとなる。
・ パクリ部分は……まぁ画面見てもらえればわかるのでいいですよね……。
  (情報提供:Yosihiro様)

ターミネーター 半壊しているザコ 2人のプレイヤー
なんかミッドウェイのライセンスゲーム『T2』の元祖に見えます。右の写真はプレイヤー。うーん


『メタルギア』(コナミ・MSX2、FC・1987) METAL GEAR
・ 小島カントクの出世作であり、人気シリーズ第1作。
  攻撃するのではなく、敵に見つからないように逃げるというスニーキングのコンセプトが新鮮、かつ面白かったアクションアドベンチャー。
・ なお小島カントクが手がけたのはMSX2版であり、別物になっているFC版はタッチしていない。
  ただしこのFC版がアメリカでヒットした(北米のみの続編まで出た)おかげで、3作目となるPS版『〜ソリッド』が出たという話もある。
  現在ゲームキューブ版ソリッド1移植の豪華版特典としてFC版が、
  PS2版『ソリッド3・サブシタンス』のオマケとしてMSX2版2種が移植されている。
  メガドライブでも開発中だった(移植?)という噂もあるが、出てればこんなに有名にはならなかったろう。
・ さてパクリ部分はパッケージイラスト。新作が出るたびに顔の変わる主人公のソリッドスネークの若々しい姿は
  映画でマイケル・ビーンが演じるカイル・リースそっくり。
 

スネークと呼びな 続編じゃ登場シーンがカットされたカイル
右の写真は反転させています。左のキャプチャ元はMSXFANの特典シールだったりして


・ 『メタルギア』パクリネタその2。
  武装要塞国・アウターヘブンに幽閉された科学者・ペトロヴィッチ博士が作ったTX-55 メタルギア。
  それと共に開発したのが本作の中ボスのひとつ、TX-11 サイバロイド“アーノルド”だ。
  2体同時に登場するこのボスは、その名前通り外見もターミネーターそのもの。
  ロケットランチャー以外は全く効かないこの敵。こちらの攻撃をものともせずに近寄ってくるその姿こそ、まさにターミネーター。
・ なおアウターへブンにはほかにもテロリスト「カワードダック」というのもいるが、
  この名前は多分『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』(1986米)から来てると思われる。参考まで。
  (情報、写真提供:Lt.Fukai様)

未来じゃ量産型なんだよね。確かに
まだ若々しいソリッドとシュワちゃん。クリックで拡大します。


『メタルギア ソリッド2:サンズ・オブ・リバティ』(コナミ・PS2・2001) METAL GEAR SOLID 2
・ 詳しくは『マトリックス』の項を参照。
・ パクリシーンは体験版でもおなじみタンカー編OP。
  光学迷彩に身を包んだソリッドスネークが橋の上からバンジージャンプして船に飛び乗ったところ。
  ふりしきる雨の中、全身に雷をほとばしらせながら、ゆっくりと立ち上がりながら光学迷彩を解く(壊れて解けるという設定らしい)ソリッド。
  このシーンが『ターミネーター』そのまま。未来から転送された素っ裸のシュワルツェネッガーの登場シーンをそのままモチーフにしています。
  なお映画での雷は転送前にしかないので写真にはありません。

転送完了 よっこらしょ
着地完了 なんかシュワ顔に見えてしまう
おなじみ比較写真。しゃがみ時のカメラは90度変えていますが、起きたところは同じ顔
E3ではこんなだった
初公開時の2000年E3映像ではカメラに若干の違いがある。


『ラッシング・ビート』(ジャレコ・SFC・1992) Rushing Beat
・ 『ファイナルファイト』ブームを受けて作られたベルトアクションゲーム。怒りモードや妙に多彩なプロレス技などがポイント。
  SFC初期では珍しく2人同時プレイが可能になっていることや、8Mロムにしては背景が多彩だったり、背景キャラがザコとして登場する演出など、
  類似ゲームをよく研究しており、その結果かそこそこのヒットになる。その後も続編(乱・修羅)が2作作られる人気シリーズとなった。
・ 指摘部分は2面から登場するザコのひとり、アーノルド。サングラスをしているその巨体は、ありがちですがターミネーター風。

ハゲ、なのかな?
FFでいうところのアンドレ風。そんなに強くないけど


『ラフ』(サン電子・FC・1990)
・ ファミコン後期に発売された横スクロールアクション。未来世界を舞台にしたシューティング要素の高いアクションである。
  時代的にはPCエンジン、メガドライブ発売後、SFC発売直前の時期なので発売時の注目度は大変低かったが
  今改めて見ると後期ゲームならではの作り込みが光る佳作。
・ パクリ部分はラスボス。映画の未来世界でうようよいるターミネーターのスケルトン状態のデザインにそっくりである。
  それもそのはず、本作は元々映画のライセンスゲームとして開発が始まったゲームらしく(、
  当時のライセンスゲームの広告と本作を比較するとかなりの類似点が見られる。
  その視点で他の面のキャラクターを見てみるとまた別の面白さが見出せるはず(4ボスのエイリアンもどきとか)。
  なおその辺についての詳しくは、おなじみ「GAME KOMMANDER」さんにて非常に詳しく書かれているので
  興味のある方は是非ご覧下さい。
  (情報、写真転載提供:こまんだー様)
  (参考:ライセンスゲーム版の開発中画面 http://www.geocities.com/imagearcane/cameos/terminator.jpg)

いきなりラスボス写真ってのもどうかと思いますが。
FCの少ないパレットでよくやってます


『レッドアラート』(日本テレネット・PCエンジンCD−ROM2・1989) Last Alert
・ 日本テレネットの中でも特にクソゲー担当として名高い「(新日本)レーザーソフト」による『怒』系、『ヘビーバレル』風?アクション。
  詳しくは「GAME KOMMANDER」の紹介参照。
・ パクリ、というにはありがちすぎますが、このゲームもラスボスがサイボーグです。顔半分だけメカというのは映画1作目と同じなので一応ここにも載せておきます。
  (情報、ゲーム画像提供:こまんだー様)

スナッチャー発見 サングラス男発見
パクリというよりも「ラスボスが機械化した人だった」ゲーム探しページになりつつある今日この頃。まあ面白いからいいか。
おまけで右写真はいろいろなゲームによく出る「それっぽい人」。声も完璧。


『ロボアーミー』(SNK・ネオジオ・1991) ROBO ARMY
・ ネオジオ初期のラインナップのひとつで、敵味方すべてロボットの横スクロールベルトアクション。
  ヘルジードからネオ・デトロイト(この設定好き)を取り戻せ!
  パクリ部分は2面のスクラップ工場。なんとなくデトロイトっぽい。そして映画のクライマックスシーンをも思わせる。
  背景のスクラップの中から顔を出した半壊したスケルトンロボの上半身が飛び出してきたり、スクラップを投げてきたりする。
  そのデザインは映画のT-800の最後の状態そのまま。

しゅりんく!
この面で都合3回登場するが、飛び出してくるのは最初の1回だけ


『ロボコップ2』(データイースト・アーケード・1991) ROBOCOP 2
・ 1990年に公開された同名映画のゲーム化。詳しくはこちらを。
・ 犯罪者の頭脳を移植されたロボコップ2号機とロボコップが戦う、というシチュエーション、バイクに乗るロボコップなどの名シーンは
  残っているものの、比較的オリジナルな物語も展開する。
・ 中でも2面から登場する、皮ジャンにサングラスな敵は映画には未登場(のはず)。
  ゲームセンターのアップライト筐体を軽々と持ち上げ投げつけてくる、その人間離れした怪力とその姿は、
  あの米コミックのゲーム化『ロボコップVSターミネーター』(1994)を先取りしていた?
  (実際のところあのゲームで戦うターミネーターは骨格の人が中心だった気がするので、シュワ姿での対戦はレアかも?)
・ なお、本作はファミコン版も存在するが、中身は別物なので特に触れない。

わーいゲーセンだー こんなのいたっけ?
左が怪力な人。右はおまけ。工場廃液に浸かった人と戦うロボコップ。あの映画、ゾンビなんか出たっけか?