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●映画 み

未知との遭遇■1977米
・ S・スピルバーグが『E.T.』(1982)以前に撮った、第3種接近遭遇(原題)もの。
  宇宙人=地球征服という公式を打破した記念すべき映画ともいえる。
  ラストシーンを追加した「特別篇」も公開されたが、劇場公開されてから
  ニューバージョンを作ったというのは(少なくとも当時の日本では)新鮮だった。
・ 何でも「特別篇」撮影時にネタが盗まれた(J・カーペンターの『ザ・フォッグ』の心霊現象)ために、
  それからスピルバーグは極秘撮影をすることになった、
  と当時パンフレットでカーペンターの悪口とともに書かれていたが、ホントなのか?

『D2』(ワープ・DC・1999)
・ 週刊ファミ通2000 2/25号に載っていた話なのだが、一度このゲームをクリアしてから(つまり2周目)
  DISC2の凍った湖のある場所に行くと、裏山から巨大なUFOが飛んでくるらしい。
  別に音によるコミュニケーションもないまま通り過ぎるだけのようだが、UFOのデザインや雰囲気は映画にそっくり。
  こういうくだらないお遊びは罪がなくて楽しいね。

『ムーンクエーサー』(日本物産・アーケード・1980)
・ 名作『ムーンクレスタ』の人気を受けて作られたアレンジ続編。
・ ゲーム自体は『ムーンクレスタ』そのものだが、新たに母船(補給船?)が登場し、
  ドッキングの要領で合体することで燃料の補給を受けることができる(マークIII版『アフターバーナー』?)。
  っていうか、燃料の要素が入ったので、燃料(時間)切れになると、勝手に死ぬ。むごい。
・ 前作は人気を呼んだけどこっちが無名なのは、この要素が余計だったからか?(笑)
・ パクリ部分は、この母船。ゲーム冒頭を含む登場シーンに例の宇宙船との交信音楽がかかる。

ゲーセンでみたことありません
ここ以外は前作と全く一緒です。


ミッション・インポッシブル■1996米 MISSION:IMPOSSIBLE
・ 米名作TVシリーズ『スパイ大作戦』のタイトルと設定のみ利用したTVリメイク映画。
  トム・クルーズ初プロデュース作であるためかTVシリーズの知略的な要素は皆無となり純然たるアクション映画となった。
  監督は名作と駄作を交互に撮り続けるブライアン・デ・パルマ。続編はジョン・ウー。
  ライセンス作品として『オペレーション・サルマ』(アタリジャパンPS2、GC・2004)というゲームが出ており、
  主人公も映画と同じイーサン・ハントになっているがトムの肖像権は使えないため近年の映画関連ゲームとしては残念なところだ。

『スパイフィクション』(サミー・PS2・2004) SPY FICTION
・ 村田蓮爾のキャラクターデザインが目を引く和製スニーキングアクション。開発はアクセスゲームズ。
  潜入といえば『スパイ大作戦』ということで、設定から物語までかなりの影響を受けている。
  秘密組織の性格、変装による潜入などはいかにもな設定なのでおいとくとして、
  メインテーマがそっくりなのはご愛嬌?(公式サイトのTOPで聴けるのでどうぞ)として、本編もかなり色濃く『M:I』風味。
・ CMでもおなじみの2面のワイヤー吊りだけでなく最終面などでもかなり同じ印象の場面が登場する。
  なお映画2作目監督作に合わせてかジョン・ウーなシーンもあるそうだが未確認。
  一連の小島カントク作品とは対照的にこの辺でユーザーの評価を落としているようなので、バレるようなパクリはするなという教訓なのかもしれない。

おなじみ宙吊りシーン こちらもおなじみ宙吊りシーン おなじみ宙吊りシーン
おなじみ宙吊りシーンを並べてみます。映画のクライマックスも再体験できるようなので写真置いてみたり。


『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(エニックス・PS1・2001)
・ ファミコンで発売された人気RPGのPS1版リメイク。
  PCで当時ヒットしていた『ソーサリアン』の影響と思われる、章に分かれた作品構成は今回も新鮮に写ったようで、
  しかもFC版と違いメモリが勝手に消えない! ということで今回もまたしても愛されたシリーズ異色作品。
・ 指摘部分はPS1版で新たに加わった称号システム。パーティ全員のキャラクターレベルを34以下で第5章をクリアすると、
  勇者の称号がその名も「ミッション・インポッシブル」になるというもの。実行不可能な指令なんでしょうか。
  (情報提供:B.J様)

未来警察■1985米
・ 『私立探偵マグナム』のトム・セレック主演の未来ものアクション(そのまんま)。
  マイケル・クライトン監督・脚本なので、実はかなりちゃんとしたSF映画だ。
    問題はキッスのジーン・シモンズが悪役で出ているところがB級くさいからなのか?
  ジーン・シモンズはルトガー・ハウアー主演の『ウォンテッド』でも悪役やっていた。

懐かしのチラシ
当時のチラシ。トム・セレック渋い。


『スナッチャー』(コナミ・PC-8801mkIISR、MSX2、PCエンジン、セガCD、PS1、SS・1988)
・ 『スナッチャー』といえば『ブレードランナー』だが、実はこんな映画からもネタを持ってきている。
  劇中でスナッチャーが使ってくる「インセクター」というクモ型ロボット兵器があるのだが、
  これが『未来警察』の敵が使う兵器そのまま。上のチラシの右上&左下にも写ってるやつがそう。
  つまり『スナッチャー』はサイバーパンクに限らず、SF映画のオマージュだったわけだ。

マニュアル読まずに始めてSキー押した人、手を挙げて!
シフトキーに力が入るモグラ叩き(クリックで拡大)


『ロボアーミー』(SNK・ネオジオ・1991)
・ ネオジオ初期のラインナップのひとつで、敵味方すべてロボットの横スクロールベルトアクション。
  アンドロ軍団ヘルジードからネオ・デトロイト(この設定好き)を取り戻せ!
  キック・パンチ・チョップで敵ロボを薙ぎ倒すロボット2人組の活躍を描く。
  パクリ部分は4面の警察署面。入口の金網から多数の小さなクモ型ロボットがプレイヤーを襲う。
  未来の警察でクモ型ロボットといえばもうこの映画しかない!
  ちなみにゲームではこの後、巨大なクモロボも登場する。

クモがいっぱい
ネオ・デトロイトの平和を取り戻せ!