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●映画 る
■ルパン三世 カリオストロの城■1979東宝
・ 「ルパン三世」劇場アニメ第2作目にして、宮崎駿監督最初の劇場監督作。
・ この映画のうんちく語っても、私よりもっと詳しい人はゴマンといるので省略。
劇場公開時に映画館で魅了されて以来何度観たかわからないが、未だに楽しい映画です。
・ 権利が宮崎駿やジブリではなくキョクイチが持っている関係で、権利ものゲームはいろいろ出ている。
古くはPC版のアドベンチャーゲーム、MSX2版のグラフィックが楽しいサイドビュー2Dアクションアドベンチャー、そして、PS版の『再会』。
『悪魔城伝説』(コナミ・FC・1989)
・ コナミ独自開発のカスタムチップVRC6を搭載し、ディスクからROMにシリーズを移した『悪魔城ドラキュラ』第3弾。
当時大容量だった3Mロムで多彩な面と初のプレイヤーチェンジシステムを搭載し、主人公ラルフ=ベルモンドの他3人のキャラを使用できる。
その結果、使い勝手の良い張り付きキャラ"せむし男"グラントが活躍し、ラルフは出番が激減したのは皮肉だけど。
・ パクリ部分は、そのグラントがいる2面の時計塔内部。VRC6のおかげで可能になったよく動くマップギミックが満載の面だ。
歯車に乗るギミックなどはその後のドラキュラシリーズでもよく登場するが、映画の終盤でルパンが時計塔で戦闘するシーンがモチーフと思われる。
・ なおその後『クロックワークナイト 下巻』(セガ・SS・1996)など、時計の歯車を利用したギミックは他のゲームでもよくみかける。
「こんなでかい背景が動く!」と当時は驚いたものだ。
『悪魔城ドラキュラXX 』(コナミ・SFC・1995)
・ ギャルゲーと化してし失笑を誘いながらもゲームとしても評価の高かったPCエンジンSCD版『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』(1993)の姉妹作。
一部の設定とシステムなどを生かしつつマップなどを完全新作にしつつ、ギャルゲー部分をカットするべく改訂した。
・ ただし前作のファンはメインキャラのリヒター・ベルモンドより圧倒的に強い"朝日奈夕子"声で叫ぶ12歳の少女マリアがプレイヤーとして
使えないことで不満があった、かも。
・ パクリ部分はアドバタイズで流れる城のグラフィック、および全体マップ。もろ「カリオストロの城」そのもの。
下写真を見比べてもらえば一目瞭然なので、ゲームの全体マップを映画的に説明してみよう。
まず左からルパンがスパゲティを食べた城下町、潜入に際し中を泳いだローマ水道、特徴的な城と地下には巨大な洞窟、クラリスが幽閉された別練、
最後に走って渡った奥の水路とクライマックスの時計台……と映画に出てきたすべての場所がゲームに登場する。
なお別練の塔の中に今回のドラキュラがいる。
(情報提供:父猫様)
時計台方面からマップ全景を眺めるルパンたち、そしてゲームの全体マップ。
左が映画。右がゲーム。数々のドラマが繰り広げられる印象的な城の屋根がゲームイラストでもかなりはっきりと再現されている。
映画の雰囲気を比較的残す6面(右)は、時計台の中の歯車を登った末に文字盤の前で決戦。MSX2版が懐かしい。
『シティボンバー』(コナミ・アーケード・1987)
・ 『グラディウス』でおなじみコナミバブルシステムの後期作品と同性能基板を使ったトップビューアクション。
武装した車による『ロードファイター』のようなゲーム。むしろセガの『アクションファイター』(1986)mkIII版によく似たゲームだった。
・ 映画との類似点はオープニング。カジノから逃げ出す運転手という、意味不明のシチュエーションがなんだか映画の冒頭を思わせる。
(情報提供:父猫様)
左がOP。右の画面を見ると、蒸気船が左を走っていきそう。考えすぎ?