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北斗神拳

ケンシロウ
使用奥義:北斗神拳 多数
決まり手:主人公なので死なない。

・ 主人公。『マッドマックス2』のコスチュームにブルース・リーのカンフーと眉毛を加えたヒーロー。
  決め台詞「お前はもう死んでいる」は、実は原作では3度(厳密には2度)しか言っていない。
  やはり赤シャツでも髪が潰れていてもレイが青くても、ヒットの要因にアニメ版は欠かせないということだ。

『空手道』(データイースト・アーケード、PS2・1984)
・ データイースト初期の名作の1本。一見ファミコンさながらのゲーム画面だが、ツインレバーを駆使して様々な技が繰り出せる。
  空手とはいえ初の本格的人間対人間の格闘ゲームだったためかなりのファンを呼ぶ。
  後に業界初の対戦格闘ゲームとなる『対戦空手道』として3ヵ月後には続編も登場し、南ちゃんの涙を呼んだ。
  ファミコン版でもディスクで『カラテチャンプ』(1988)として(一応)移植されているが(キングスナイトと同様RPGではないと思う)、
  やはり感動的なのは発売から21年経った2005年に突如移植されたPS2版だろう。
  水戸黄門など版権曲のライセンスをすべてJASRAC許可を取った完全移植はツインレバーを持つPS2ならではの感動が得られるはず。
  攻略本、攻略DVDにサントラCDにはアレンジ曲2曲まで収録して定価2000円だ。皆市場から消える前に買うのだ。
・ パクリ部分はインストラクションカードのロゴの横に書かれた主人公と思われる空手家のイラスト。
  現在『空手道』はジー・モード社が著作権等の正式な権利を保有しています。もちろんこのイラストもそうなってるはずです。
  (情報提供:どくイモムシ様)

さあ牛だ!
空手道は多彩な空手技を繰り出すことができますが、暗殺拳は入っておりませんのであしからず


『ぎゅわんぶらあ自己中心派』(ゲームアーツ・PC-8801、X1、MSX、PC-9801、FM7、PCエンジンCD-ROM2、MD、メガCD、FC、GG、SFC、SS、PS1・1987〜)
・ イエローホーン制作?の史上最強の麻雀ゲームシリーズ。
  片山まさゆきが「ヤングマガジン」で連載した人気麻雀漫画の登場人物を可能な限り忠実にゲーム化。
  個性の強すぎる面子の打ち筋をリアルに再現している。
・ ここで紹介する北家神拳伝承者「北家拳士郎」もその漫画に登場したキャラクターのひとり。
  メンゼン基本の北家神拳を使いこなす、長く続いたシリーズでも第1作目から登場する人気キャラクターである。
・ 漫画が既にパクリキャラなため正直なところ当サイトの趣旨からは外れている(「ゲームにパクられた」わけではない)のだが、
  漫画以上にゲームも有名なのであえて紹介することにする。

原作1巻表紙を思わせる迷彩服 北家神拳が炸裂! あたたたたっ!
PCエンジン版以降はボイス付き。メガCD以降はデモも拡大!(写真はSS版)


『銀河任侠伝』(ジャレコ・アーケード・1987)
・ ヤクザの主人公がさらわれたアネさんを救出しに冒険するパロディ満載のアクションゲーム。
  詳しくは「ゲームにパクられた映画のお話」のほうを参照。
・ パクリ部分は最終面。敵ザコとしてケンシロウが出てきます。
  なおこのキャラが画面に登場すると、アニメ主題歌「愛をとりもどせ!」のイントロそっくりの曲がかかりますが、
  残念ながらこのゲームの音楽が収録されたCD「ゲームサウンドジャレコ」や2005年版「レジェンドボックス」にすら収録されていません。自粛。

愛をとりもどせ! おあたあ!
ダメージを与えると膨らんで破裂します。



『クイズ大捜査線』(SNK・ネオジオ・1991)
・ 映画のパロディキャラ満載のストーリー仕立てのクイズゲーム。詳しくは「ゲーパク」の方を参照。
・ このゲームにブルース・リー似のキャラが登場するが、これがブルース・リーというよりはむしろケンシロウ。
  絵で書くと特徴的な髪型が決め手です。

リーさん?
原哲夫がもう少し節操なければこんなキャラだった?



『功里金団』(タイトー・アーケード、PS2・1988)
・ 師・羊羹の元で学んだ天を二分する拳、功力真拳の伝承者「功里金団」(くりきんとん)が、覇王を倒すため単身敵のアジトへ乗り込んだ!
  というアツいストーリーの横スクロールアクションゲーム。
  キャラクターは『ドラゴンボール』、ストーリーは『北斗の拳』という全盛期の「週刊少年ジャンプ」テイスト爆発の傑作。
  PS2版は『タイトーメモリーズ上巻』に収録。1フレームほど入力遅延があるが、アーケードを極めた人でなければまともにプレイできるはず。
・ 主人公の功里金団は、オーラを身にまとうことができ(レバーニュートラルでボタンを押さない)、
  3段階まで増やせる。これはバリアとして使えるので初心者に嬉しい仕様であった。
  この話の続きは「ユダ=(狂牙)」の項へ続く。

兄かどうかは不明 でけん
アツい会話満載なので続きは順々に見てください。しかし「でけん」って……。



『実況おしゃべりパロディウス』(コナミ・SFC、SS、PS1・1995)
・ パロディウスシリーズ第4作目にして初のSFCオリジナル作品。
・ 3面の和風面のボス、「ゴエモン・コンパクト」を倒し、敵が爆発する直前、八奈見乗児が「お前はもう死んでいる」といいます。

コンパクトから飛び出すからゴエモンコンパクト
台詞だけなので写真じゃわかりませんが、この瞬間です


『SHINOBI 忍』(セガ・アーケード、mkIII、PCE・1987)
・ 現代に生きる忍者がアメリカ風の街を舞台に戦う横スクロールアクションゲーム。
  MDでのリメイク版である『ザ・スーパー忍』とは違い、アメリカでの勘違いニッポンテイストをベースにした世界観。
・ このゲームの最初に出てくるモヒカンザコの下半身の格好がそのままケンシロウ。
  もしかするとマッドマックスかもしれないけど多分こっちでしょう。

愛をとりもどせ!
彼らの技はローキック攻撃のみ。



『世紀末種蒔伝説・少女遊戯 愛のために死ね!』(グレイト・PC-8801mkIISR、PC-9801、MSX2・1989)
・ 時はソフ倫も成年コミックも無い大らかな時代。PCエロゲーの第一次隆盛を担った当時の最大手メーカー「グレイト」によるアドベンチャーゲーム。
・ ロリータ侵攻隊にユリコをさらわれた主人公・ケンタロウは、風のユーイ、林のミンメイ、炎のシュンレイ、谷のナウカ、雲のジュネ
  そして彼らを束ねる仮面の少女の元へと急ぐのであった! と真面目に書くとなんかそれっぽくも見える典型的エロゲー。
  名前を見てもわかる通りナウシカとかもいますが、「ゲーパク」のほうまで載せるのもどうかと思うので放っておきます。
・ しかしゲゲボって言葉懐かしいなあ。今でもロードでは使ってるのかしら?(とか言ってたらラポート倒産したそうですね)
  (情報、写真提供:おもち様)

こういうのが普通に存在した時代
クリックで拡大するのですみずみまで見てください



『トイショップボーイズ』(ビクター音産・PCエンジン・1990)
・ おもちゃを取られた3人組の少年がおもちゃの国で空を飛び、おもちゃを破壊しながら進んでいくという謎のシューティングゲーム。
・ タイトルからまさかシューティングとは思わないが、タイトル画面直前に出る、この2コマデモもかなりゲームのイメージと違う。
  で、この2コマ目のポーズがかなりケンシロウっぽいので紹介してみました。
・ アニメ映画版『幻魔大戦』(1983角川)に登場する大友克洋デザインのソニー・リンクス似との指摘もあり。

デモ画面 ゲーム画面
なおデモ画面はこれだけ。右は通常ゲーム画面。PCエンジンのゲームはどれもシュールだなぁ。



『ドラキュラII 呪いの封印』(コナミ・FCD・1987)
・ 名作アクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』の続編にしてシリーズ第2弾。
  ただの続編ではなく今回はアクションRPGになっている。
  ゲーム自体は決してつまらなくなかったのだが、
  "村を出て森へ出るまでの長いロードの後、高速で接近してくるザコ敵にはじかれて村へとロードさせられる"の繰り返し、
  という悪夢に何度も遭ううちに「クソゲー」と言いたくなる気持ちもわかる。
・ パクリ部分は実はゲーム内ではなく、ソフトに付いてきた「キャラカード」。みてもらえばわかります。
  なおカード裏には「大切に保管しておいてね。何かイイコトあるかもね!」と思わせぶりなメッセージがあるが、
  15年経ってみたが今のところあまりいいことはない。

ムキムキシモン
こんな人なら別に武器になど頼らずとも倒せそうですが。



『ナックルジョー』(タイトー・アーケード・1985)
・ 『星のカービィ』に登場する人……とはもちろん別人で、セイブ開発が開発を担当した横スクロール型アクション。
  プレイヤー、世界観ともにかなりケンシロウ入ってます。なんかファミコン版の1作目を思わせるグラフィックではありますが。

サザンクロスタウン?
Pアイテムはありますが、あべしアイテムはありません。


『ワールドヒーローズ』(アルファ電子・ネオジオ、SFC・1992)
・ プレイヤーキャラの1人、キム・ドラゴンがブルース・リー、というよりはケンシロウ。
  顔グラフィックのポーズは漫画にあったポーズだし、セリフ回しもそれっぽい。
  ただし続編以降では「〜アルよ」とか、めちゃめちゃエセ中国人喋りになって、顔グラフィックも変化した。
  でも太い眉毛のキャラグラフィックはそのまんまなんだよね。ラオウ出たりするし。

北斗百裂拳 かかってこい
ケンシロウの元ネタがブルース・リーだけにこのへんの線引きが難しいです。



『バトルスキンパニック 全裸戦士』(ガイナックス・PC-8801mkIISR、PC-9801、MSX2、PC-9821・1990)
・ 『OUT』と「と学会」で有名なみんだ☆なお原作・脚本によるアドベンチャーゲーム、というか1人用カードゲーム。
  キャラクターデザインはきむらひでふみ(って知らないか)。
・ 初代88版はTAKERU(ブラザー工業)販売だったが、翌年98版でパワーアップ移植『スーパーバトルスキンパニック』となる。
  『スーパー〜』はMSX2に移植されるが、例の条例問題に巻き込まれ後に『マイティ〜』と改題しガイナ自身により再販。
  最終的に256色グラフィックとおまけ的なボイス付きの『バトルスキンパニック9821』が発売、と移植の度に改題している珍しいソフト。
・ "脱げば脱ぐほど強くなる"一子相伝の暗殺拳「裸神活殺拳」伝承者、坂東ミミの戦いを描く物語はテンポもよく、
  今では考えられないほど丁寧に作られたガイナックスのゲームソフトである。
  『北斗の拳』のほか、『スケバン刑事』や『ウルトラマン』などの影響を受けつつ、軽妙なノリで上手く流している。
  伝説のプロレス番組『ウルトラファイト』のパロディ『バトスキファイト』は必見。
・ 関係ないが私がMSX-FANで初めて書いた原稿はこれの紹介記事だった。ヘア写真を使おうとして編集長に止められたのも今ではいい思い出。
・ パクリ部分はヒロイン・坂東ミミの設定、ってわざわざ書くまでもないか。
  類似キーワードとしてサウザーを倒した奥義「天破活殺」や、他流派だがライガ・フウガの「二神風雷拳」がある。

核弾頭VS女子高生 チャイニーズもいるよ
画面は思い入れによりMSX2版。運の要素は強いが、結構今でも面白い



『バトルヒート』(ハドソン・PC−FX・1994)
・ PCエンジンの次世代後継機、PC−FXの第1弾ソフト。
  SSの『バーチャファイター』、PSの『闘神伝』のポリゴン格闘に対抗するソフトとして、ポリゴン機能のないFXがとった道は
  「アニメ格闘」であった。「すべての戦いのパターンをアニメーション映像で収めればいいんです!」という
  かなり強引な説得で語られたアニメゲームの究極進化系は「なんだかよくわからないけど凄い」と当時の一部のマニアを騙し覆せた。
  もし世の中すべてがこのゲームを歓迎していたなら、現在とは全く違う世の中が生まれていたに違いない。ある意味ゲーム業界の「ギャン」
・ この、アニメでパターンを持っちゃうというゲームはその後も『全日本女子プロレス』『天外魔境 電脳絡操格闘伝』などが続いた。
  また他機種でもSS『ブルーシード』『少女革命ウテナ』、DC『サンライズ英雄譚』などにその一部は生かされ続けている。
・ さて、パクリ部分はその画像そのもの。一目でわかるそのキャラクター。
  それもそのはずスタッフはキャラクターデザインはアニメ版『北斗の拳』、『〜2』の原画、作画監督を手がけていた羽山淳一
  彼はその後も『激打2』などの原画制作も手がけている、まさに本物。
  そして作画監督はアニメ版のキャラデザイン、作画監督などを手がけていた香川久
  最近では『最終兵器彼女』のキャラデザも手がけている大御所。
  (なお本作は他にも原画に長谷川真(眞)也などの名も見られる)
  つまりアニメのオリジナルスタッフが手がけているわけなので似てしまうのは仕方ない……嘘です。わざとやってるの。
  古くは『聖闘士星矢』と『BURAI』、近年では『玉繭物語』『ラクガキ王国』とジブリ映画みたいな関係である。
・ ここでは主人公の「カイ」をケンシロウのそっくりさんとして紹介。
  その他、アラミスはシンに似てる? とかシュウはジャギっぽい? とかあるが個人的にはあんまりピンとこないので
  この続きは北斗琉拳のカイオウ編へ続く。
  (情報提供:NOYS様)

あたたたっ! お前はもう……

"心経抗力"を"体内転位"させる技、「聖王拳」(亜流)の使い手、カイ。


パッケージ  パッケージ
どれもこれもなんだか似た感じの人々(クリックで拡大)


『飛龍の拳II ドラゴンの翼』(カルチャーブレーン・FC・1988)
・ 格闘ゲームの先駆けの1本であるアーケードの佳作アクション『飛龍の拳』(タイトー・1985)。
  それをファミコン用に横スクロール面などを追加しアレンジ移植、ヒットしたのが前作(1987)。
  本作はFC完全オリジナルの第2作目だ。なおFCでは3作目まで発売している。
  本作は世のRPGブームに乗ってなぜかRPGのコマンドがあったりする謎のゲームだが、若年層を中心にファンが多かった作品。
・ 本作の主人公、龍飛が格闘技世界大会で対戦するムエタイボクサー・サム ザックに対して言う台詞が
  「おまえは もうすでにしんでいる・・・」だそうです。もっともここではボケとツッコミとしてのギャグ台詞としてみたいですけど。
  (情報提供:SPACE−HIGH様)

『パロディウスだ!』(コナミ・アーケード、FC、SFC、GB、SS、PS1・1990)
・ パロディウスシリーズ第2作目にしてメジャー進出タイトル。正統派シリーズである『グラIII』を上回るヒットで
  本格シリーズ化、その後数年間グラディウスシリーズが発売されない時代が到来する。
・ 本作の北斗ネタは白ベルのメガホン攻撃。ランダムに表示されるメッセージの中に「お前はもう死んでいる」がある。
  このシリーズでは1作目で「ひでぶ」ネタ、5作目での音声メッセージなど、北斗の拳ネタの頻度は低くない。

お前はもう死んでいる
アニメ版世代には忘れられない台詞。


『ファンキーファンタジー』(吉本興業・SS・1996) Funky Fantasy
・ 「FFをサターンでも発売して欲しい!」という全SSユーザーの声に応えるべく吉本興業が立ち上がった待望のFF。
  見た目こそ色物になっているが、中身はスクエア式フィールドとカードバトルによる本格的RPG。
  ナイナイ、ロンドンブーツ、大助花子他総勢41人の吉本芸人が登場し、
  吉本らしからぬ濃度の高いアニメ+ゲームパロディ満載のシナリオが繰り広げられる。
・ バーチャ、バイパーズ、サクラなどはもちろん、『ゴールデンアックス』のギリウスとか『ファンタII』のネイ、
  『ガーディアンヒーローズ』のズルとかの濃いセガネタは当たり前。
  ワールドヒーローズに餓狼に闘神伝にトルネコに、とセガ以外も全然気にしてない。
  『エヴァ』『ガンダム』はともかく『レイズナー』などの濃いアニメネタまで使っており、
  発売年から考えても常軌を逸した濃すぎるネタ満載である。
  話が若干逸れるが、たとえば防御アイテムの名前は「シャインフォース」「レイヤーフォース」
  「サンダードフォース」「ドラゴンズフォース」「テラーフォース」「ギャラクシーフォース」
(弱い順)。
  ネタがよりによって日本物産の『テラフォース』かよ! 最強の武器に至っては何にもひねってないし!
・ 閑話休題
・ 北斗のパクリ部分は第六話「カキサスの攻防」に登場する主人公の味方キャラクター「キンシロウ」
  このゲームのパロディは基本的に1つのキャラで収まらず、何かしらの2つのキャラを悪魔合体させているのだが、
  このキンシロウの場合、ケンシロウ+遠山の金さん、ではなく、キリコ・キュービィ。
  一見ケンシロウのいつもの姿っぽいように見えてツナギはギルガメス軍の服だったり、髪が青かったりする。
  キンシロウは一子相伝の北極神拳の使い手、決め台詞は「お前たちはもう死んだも同然」(クリックで再生)。しまらないなあ。
・ キンシロウの活躍はこの後も「南斗水鳥拳・レイ」の項へ続く。
  (情報、写真、素材提供:アンソニー・ホーク様)

キンシロウ登場

このへんはキリコ 説明的な台詞
キンシロウの勇姿。隣は主人公リキ・サカキ。リュウとリョウ・サカザキの合体。




ジャギ
使用奥義:北斗神拳 北斗千手殺、北斗羅漢撃
     南斗聖拳
決まり手:ケンによる醒鋭孔入り"怒拳四連弾"(パンチ・キック・矢など攻撃4回)で地上から消え失せる


・ 北斗四兄弟の三男。
  「兄より優れた弟など、存在しねぇ!!」が信条。
  こんな見るからにダメな男を弟子にしたリュウケンや、そそのかされたシンもお里が知れるというものだ。

『サイレントドラゴン』(タイトー・アーケード・1992)
・ イーストテクノロジー社製の『ダブルドラゴン』系ベルトタイプアクション。
  3人同時プレイが可能である特徴のほかは特に見るべきところは無い。
・ パクリ部分は、途中に登場するボス。ほとんど取り込みのようなソックリさんが登場。
  下写真に写っているプレイヤーキャラが何となくアミバ似なのもポイント高い。

俺の名前を いってみろ!
黒のマスクに赤い模様……これぞ麻宮ジャギ! 鉄仮面伝説!




トキ
使用奥義:北斗神拳 有情破顔拳、北斗有情断迅拳、(奥義)闘勁呼法、天翔百裂拳
決まり手:死の灰で既に半死状態の上、刹活孔を自ら突いて死期を早めた上、リュウガにトドメとも言える攻撃を受ける。
     最後はリュウガを腕に抱いて北斗の拳名物・起立死に。

・ 北斗四兄弟の次男であり、ラオウの実の弟。カイオウの弟でもあるということになるが、この辺に関しては特に触れられてない。
  トキのニセモノであるアミバが先に登場しているのも有名。後から考えると「なんであの程度の変装が見抜けないんだケンシロウ」
  などと突っ込まれているが。アニメ版のアミバとトキの声優が実は同じというのは結構凄いと思う。
・ 最初から病人として登場しながらなかなか死なないそのキャラクターは、良いキャラが死にまくる本作品中でも独特の存在だった。
  その割には、死ぬときはリュウガという実に中途半端だったキャラの犠牲というファンにとっては少々消化不良な死に様であった。
  とはいえこの際明らかに死んでいたのだが、SS(PS)版『北斗の拳』では素知らぬ顔で生き返って登場。
  「マジかよ!? 武論尊」とファンを呆れさせた。不老不死?
・ なお劇場版ではトキが登場しないため、ジャギと3兄弟になっているのは少々残念だった(だからアミバも出ない)。
・ おまけ。マークIII版でトキが倒せない人は、画面左端でパンチ連打してるだけでギリギリですが楽に倒せます。
  (普通は敵が突きを出した直後、重ねるようにパンチを出して倒す)

『ザ・キング・オブ・ファイターズ'98』(SNK・ネオジオ、PS1、DC・1998)
・ 超人気格闘ゲームシリーズ第5弾。ネタだった「アメリカチーム復活」や「おやじチーム」を実現させ、
  そもそもお祭りゲームだった本シリーズのお祭り要素を高めたゲーム。
  なおDC版のタイトルは『KOF:dream match 1999』。ややこしい。
・ パクリ部分は餓狼伝説チームの2人、テリー・ボガードとアンディ・ボガードでの対戦時に新たに加わった試合開始デモ。
  兄弟である2人は、戦闘に入る前に拳と掌をあてた構えをとるが、これこそケンシロウとトキの義兄弟が行った「北斗天帰掌」そのもの。
  「もし、あやまって相手の拳に倒れようとも相手を恨まず悔いを残さず天に帰るという誓いの儀礼」である。
  (情報提供:南斗琉拳様)

北斗天帰掌 KOF94のアメリカステージと同じ場所。ツインタワーが……
露骨なパクリの多いシリーズですが結構マニアックなところからも拾ってきてますねえ


『ケロロ軍曹 〜メロメロバトルロイヤル〜』(バンダイ・PS2・2004)
・ ガンダムを中心としたヲタクが喜びそうなパロディネタを満載したギャグアニメを多人数対戦アクションゲーム化。
  本作は『すごいへべれけ』(サンソフト・SFC・1994)や『ラクガキショータイム』(エニックス・PS1・1999)の流れを組む、4人対戦大味乱闘ものである。
・ サンライズ&バンダイということでガンダム(というかガンプラ)ネタはオフィシャル化しており際限が無いが、
  ライセンス元違いの北斗の拳ネタも原作の影響で少し入ってる。
・ 夏美の怒りで(北斗七星ではなく)オリオン座が光るなどもあるが、特筆すべきは神社の境内ステージの演出。
  賽銭箱の鈴を鳴らすと扉が開くのだが、その中にランダムでトキがカサンドラの時と同様の座禅姿で入っている。
・ このトキはアニメ版第32話で実際に登場。登場するだけでなく東映動画アニメ版のトキ(とアミバ)を演じた土師孝也が声をあてていたことで日本中のヲタが拍手喝采した。
・ これも『ぎゅわんぶらあ自己中心派』と同様、正しくは原作からのチョイスなのでゲームがパクったわけではないのだが、
  開発元の使い方の巧さに一票ということでとりあえず掲載。


拳王ラオウ
使用奥義:北斗神拳 無想陰殺、北斗剛掌波、天将奔烈
決まり手:ケンの無想転生、なのかな?

・ 北斗4兄弟の長兄。
  拳王となって世界を支配しようとするが、途中で義弟の婚約者に血迷い、その義弟にたしなめられる。
  悔いの無い人生を送ったつもりだったが、没後、どこで作ったか隠し子が後で発覚して死んで醜態をさらす。
  トキという似ていない実弟がいるが、他にもそっくりの実兄がいたことも発覚する。

『功里金団』(タイトー・アーケード,PS2・1988)
・ 功里真拳の伝承者「功里金団」の戦いを描く横スクロールアクションゲーム。詳しくは「ケンシロウ」の項を参照。
・ 最終面のボスが「覇力光拳」の使い手「覇王」(講談社や佐竹とは関係ない)。
  金団の師、羊羹とも因縁がありそうな彼だが、羊羹ってきっとコンティニュー時に登場する「亀仙人」なので、
  そんときはすごいツーショットだったのだろうなぁ、なんて考えると楽しい。

馬には乗ってない うぬら
「うぬら」って喋り方まで同じ。内海賢二の声が聞こえてきます。


すぐ神と比べたがる 北斗剛掌波
「剛掌猛光破」は「北斗剛掌波」がベース。なお、剛掌波は才能さえあれば見よう見まねでも覚えられるぞ。


『ピンクソックス7』(ビッ……もとい、ウェンディマガジン・MSX2、PC-98・1991)
・ コナミ撤退後、急速に衰退化するMSXゲーム市場においてコンパイルの「ディスクステーション」と共に、
  もしくは、もものきはうすの「ピーチアップ」と共に市場をにぎわせた人気ディスクマガジンシリーズの本編第7弾。
  MSX2とは思えないほどの美しいグラフィックで展開するミニゲーム集だが、メインはC調のシナリオで楽しませるアドベンチャーで、
  特に本シリーズのメインキャラクター、まなみ、さやか、ゆかの3人組のあられもない姿を見られるところが大きな売りであった。
  このシリーズは後にPC-98にも移植されたが、美しいグラフィックは健在。
・ なおプレイした人には印象深いあのシナリオ群を手がけた方は今でもゲーム業界におり、
  DC後期のADV『エリュシオン』や『火焔聖母』などのシナリオを手がけている。詳しくはこちらの作者サイトへどうぞ。
・ さて、パクリ部分は本作に収録の1本「スロッター伝説」。ゲームの中身はただのパチスロなのだが、
  凝ったタイトル画面でスロットに興じるのはラオウその人。
  あれから10年以上経ち、2004年現在に改めてこの画面を見直すと、その先見の明に感動したいところだ。
  (情報提供:73式まっさん様)

ラオウがパチスロやってるよ! 限りなく同人ノリなのが伝わってくるこのゲームロゴ
12年先を行くこのイラスト。一般のおじさんが「剛掌波」とかいう言葉を普通に使う21世紀。
やばい、今見てもかわいいかも
おまけ・タイトル画面。7の売りはやっぱり名作ADV「濡れたガンキャノン」だ。ストロングザボーガー素敵


『ファイティングファンタジー』(データイースト・アーケード・1989) HIPPODROME
・ 詳しくは「殺・斬」の項参照。
・ 「殺・斬」と「ウイグル獄長」を倒すとめでたくエンディングとなるこのゲーム。
  エンディングの最後に出る、主人公の顔がかなりラオウ似。
  ラオウなら素手でやればあっさり勝てたのでは、とか思うのはダメ?

鬼の哭く街
賞品?のおねーさんと一緒ににっこり。おでこのあたりにラオウっぽさを感じる。


『レッスルマニア XIX』(ユークス・GC・2003)
・ 現在、世界一のプロレスゲーム開発メーカーであり、日本のWWEメディア輸入のボスともいくべきユークスの
  GCWWEプロレスゲームシリーズ第2弾。
  アメリカで年に一度行われるイベント「レッスルマニア」第19回の模様をベースにしたゲーム。
・ パクリ部分は、ジ・アンダーテイカーのアピール技の名称=「一遍の悔い無しガッツ」
  文字こそ違うがそのまんまおなじみラオウの辞世の句、というか絶命する際の台詞からきている。
  版権元がアメリカだから、日本語わかんないと思って好きなことしてるなぁ。
・ ヒールで番長で、弟と戦ったりもして、テイカーって結構ラオウっぽいですね。
・ ところで、もしかすると前作『レッスルマニアX8』とか『エキプロ』シリーズからこの表示が入ってるかもしれません。持ってる人の続報求む。
  (情報提供:ヒロターズ様)

『ワールドヒーローズ2JET』(ADK・ネオジオ、GB・1994)
・ 人気イロモノ対戦格闘・ワールドヒーローズシリーズ第3作。そして本作の最終ボスとして君臨するのが「拳王ゼウス」その人である。
  その容姿から一目でモデルがわかるものの、前作『〜2』のボスが"DIO"台詞を駆使する"バオー"だったので、比較的大人し目のキャラにすら見える。
・ なお続編にして最終作『ワールドヒーローズパーフェクト』(1995)をもってシリーズは終焉を迎えるが、
  そのネオジオCD版および移植作のサターン版にてゼウスをプレイヤーとして使用することも可能である。
・ なおネオジオ(MVS)版ではクリア時の残り体力でエンディングがかわるそうです。
  (情報、写真提供:どうぐ様)

登場 一片の悔いのない戦い
唯一のまともなグラフィックのキャラとも思われる 普通にカッコいいキャラだよなあ
「よにはしゃはひとり!」本シリーズで唯一のまともな格闘家ではないかと思われる。


その他
『デッドダンス』(ジャレコ・SFC・1993)
・ 『ラッシングビート』のジャレコが作った初期の対戦格闘ゲーム。
  核戦争後の世紀末、暴力が支配する鬼の哭きそうな街の格闘大会を舞台に、
  監獄のような塔をのぼりつめて最上階の覇王と戦い平和を取り戻すというどっかで聞いたことあるような無いようなストーリー。
・ パクリキャラがいるわけでもないけど、全体の世界観に相似点があるため、何となく北斗を思わせる微妙なさじ加減が微妙。
  (情報提供:SPACE−HIGH様)

千葉繁に読ませたいOPナレーション 門の前には仁王像が。敵は弱そうな副官
ラスボスはラオウ……には似てない。ちょっとスティング(砂の惑星)似 ここも千葉繁に読ませたい面のタイトル表示画面
マッドマックスと北斗の拳が与えた影響は計り知れない、ってことで。


『ファイナルファンタジータクティクス』(スクウェア・PS1・1997)
・ SFCで「オウガバトル」シリーズを開発したメインスタッフがスクウェアへ移籍して作ったFF風味の『タクティクスオウガ』。
  『タクティクスオウガ』原理主義者にはすこぶる評判が悪かったが、FF外伝シリーズの1つとして人気を呼び、後年GBAで2作目も登場した。
・ パクリ部分はジョブのひとつ、モンクの技に「秘孔拳」「北斗骨砕打」というのがある。
  前者は拳術で、「この指先に全身全霊を込めて! 地獄への引導! 秘孔拳!」との言葉の通り、
  "経絡秘孔を突いて時間差で死をもたらす技"。「死の宣告」が付加する時がある。
  後者は「死兆の星の七つの影の経絡を立つ! 北斗骨砕打!」とのこと。
  このゲームは他にも「天の願いを胸に刻んで心頭滅却! 最終奥義! 聖光爆裂破!」とか、まあジャンプノリな技がわんさかあります。
  (情報提供:南斗琉拳様)