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●映画 インディ・ジョーンズ
■インディ・ジョーンズ シリーズ ■1981〜
・ 俗に言われるインディ・ジョーンズシリーズは以下の3作。
『レイダース 〜失われた聖櫃(アーク)〜』 (1981)
『インディ・ジョーンズ 〜魔宮の伝説〜』 (1984)
『インディ・ジョーンズ 〜最後の聖戦〜』 (1989)
そして、TVシリーズとして
『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』 (1992〜1993) がある。
スピルバーグとルーカスが生み出したジェームズ・ボンド+アラン・クォーターメインなキャラクターについて今さら特に言うまでも無いので省略。
・ TVシリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』 (別名『ヤング・インディ・ジョーンズ』)は
インディの子供時代と青年時代(『最後の聖戦』でリバー・フェニックスが演じた少年時代より前とそれより後)を
ランダムに描いたシリーズである。
TVシリーズの1本(バルセロナ編)をモンティ・パイソン出身のテリー・ジョーンズが監督(とちょっと出演も)しているが、
これは『ラビリンス』繋がりなんだろうか?
またハチャハチャSFの生みの親にして明治SF研究家でもある横田順彌が文庫版の1作
『ヤング・インディ・ジョーンズ 東洋の秘術』 の訳を手掛けていたのも面白い。
(なお、この文春版『ヤング〜』シリーズは他にも大森望はともかく、スカダーでお馴染みの田口俊樹に
『クラッシャー・ジョウ』の川又千秋など様々な訳者・作家が手掛けていたのが見ものだった)
・ なお4作目の映画もオリジナルメンバーで制作決定とのこと。長生きはするものである。
・ 『インディ・ジョーンズ』のライセンス許諾ゲームは日本ではアーケード版『魔宮の伝説』(アタリ・ナムコ)、
FMタウンズなどで出た『モンキーアイランド』風アドベンチャー『アトランティスの運命』 (ビクター・FMタウンズ・1993)などが有名。
マイナーどころでは映画3作を続けてプレイするアクションゲームとなったSFC版(グレイテストアドベンチャー)。
開発は後に『ローグ中隊』シリーズで日本でも有名になるファクター5。
(ファクター5についての詳しくは「GAME KOMMANDER」さんところの「ファクター5の歴史」 参照)
本作にも映画のサントラの多用(レイダースだけだけど)、美しいグラフィック、取り込み写真などファンが喜ぶ要素が多数あるが、
ゲームだけだと全く物語がわからないし、デモがあっても面同士のつながりも不明だったりと、完璧なキャラゲーでもある。
愛に溢れているようでいて微妙に足りないところはファクター5らしい?
・ 海外版ではゲーム化も多く、FC版、MD版、PC版、しまいにはXBOX版など多数のゲーム化がされている。
詳しくは海外のインディファンサイトなどで細かく紹介されているので当サイトでは割愛。
『エドワードランディ』 (データイースト・アーケード・1990)
・ 「冒険百連発」というキャッチフレーズそのままのアクションゲーム。
時は1930年代。秘宝をめぐって軍隊とたったひとり(2人プレイ時は2人)で戦う冒険家、エドワード・ランディの活躍を描く。
主人公はインディジョーンズが帽子を外したような青年で武器は鞭。
音楽もリズムにティンパニを多用し、映画的なつくり。
横スクロールアクションに分類されるのだが、各面がすべて映画のクライマックスシーンのような展開でかなりハデだった。
ただし全編クライマックスのような映画『キングソロモンの秘宝』 (新)が、
起伏がなくて結果的に盛り上がりに欠けるように、このゲームも同じ印象。
あ、私はそんなランディもキングソロモンも好きなんですが。
・ なお、このゲームの開発者インタビューが『コンティニュー』Vol.2にあります。
明確なパクリではないが、冒険映画のオマージュにはきちんとなってる。
『ハイドライドII』 (T&Eソフト・X1ほか・1985) HYDLIDE II
・ 国産アクションRPGのはしり。1作目が登場したのは1984年。
・ これはキャラクターではなく、BGMがポイント。
メインBGMのパーッパラッパー・パーッパパー♪というフレーズがそのまま使われている。もちろんそっくりなだけだけど。
このBGMのみファミコンで東芝EMIが出した『ハイドライド1』のアレンジ移植版『ハイドライドスペシャル』 でも使われている。
さらにいうと『ハイドライド3』 パソコン版に同梱されたアレンジBGM集のカセット(アレンジは浅倉大介?)に収録されているものはもっと似ている。
なお、このテープの音源は長らくレアなトラックであったが、2001年にデジキューブが販売したWIN版『ハイドライド』にて
浅倉大介アレンジの『ハイドライド3』BGM集と共に、CD-DAで収録されていたらしい。
『ルナーク』 (タイトー・アーケード、MD、PS2・1991) RUNARK
・ 基板2台の通信対戦により4人同時プレイを可能としたベルトフロアアクションゲーム。
主人公は動物愛護団体で、動物を守るため密猟者たちを木っ端微塵に爆殺する。その姿はインディジョーンズ譲り。
舞台はジャングルや遺跡となっていて、インディ気分満点で鞭を振るうことができるが、
敵はボディコンねーちゃんだったりするところはタイトーらしいというべきか。 人間たちが象に轢かれて四散したりする様は強い印象を子供たちに与えたが、残念ながらPS2『タイトーメモリーズ上巻』収録版ではカットされている。
・ ラスボスが宇宙人で、『ダライアス』と同じ敵(ベルサーだっけ?)だったのはびっくりしたけど、知っている人は少ないだろう。
タイトー名物、天然バカな世界観が一番の魅力
●レイダース 〜失われた聖櫃(アーク)〜 ●1981米 RAIDERS of the LOST ARK
・ シリーズ第1作はインディというタイトルじゃないので一見ややこしい。
この映画を基本的なパクリ時に基本となるのは巨大な岩が転がってきてそれから逃げるというシチュエーション。
ただこのネタは基本的すぎるのでこれだけのゲームは今のところ記載していない。
(『アイラブ・ミッキーマウス』、『パンツァードラグーンツヴァイ』など)
前述のオフィシャルSFC版より。オフィシャル版でも同じことやってる
『アーネストエバンス』 (ウルフチーム・メガCD・1992)
・ 鞭を武器にした冒険家の主人公がジャングルや魔宮を進んでいく横スクロールアクション。
『源平討魔伝』 で有名になった多関節キャラを使用しているが、むしろ使いにくい。
鞭を頭上の木に縛り付けてブランコのように崖を渡る、というレイダース風アクションも、これでは台無し。
「やってやるぜ!」とは言わない(特にゲーム中は)
『英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け』 (任天堂・ニンテンドーDS・2006)
・ 川島教授監修の通称『脳トレ』のヒットに気を良くした任天堂が姉妹作として投入した、Windows向け英語ソフトのDS版。
川島教授のシリーズに比べるとゲーム性がほぼ皆無となり完全に教育ソフト化していることや文字認識などの部分で劣っているが、
英語へのコンプレックスを持つ日本人には最適らしく、こちらもヒットした。
・ 今回の指摘は、唯一のゲームっぽさを感じるクロスワードの回答のひとつのイラストにて、おなじみのシーンをモチーフにしている絵を見られる。
もともとわざとクサイほどドラマチックな喋りの演出をするソフトなので映画のイメージは最適である。
球状の岩石とツタがポイントか
『ならず者戦闘部隊ブラッディウルフ』 (データイースト・PCエンジン・1989)
・ 同名アーケードゲーム(1988)の移植版。アーケード版で出来た2人同時プレイができなくなっているかわりにシナリオ部分をパワーアップ。
アーケード版のラスボスを倒すと、その後ビックリの大どんでん返しが起きる。
・ そんなPCエンジン版で追加された新イベントを以下に紹介。
アーケード版にも登場したボス・ナイフキラー。銃撃ちまくりゲームでありながらこの敵とだけは主人公が勝手に「おもしれえじゃないか」とか言い出して
接近戦武器であるナイフのみでの対決イベントになる。普段と違う攻撃にかなり苦戦した人も多いと思うが、
このナイフキラーがPCエンジン版のラスボス直前に再登場する。
「またこいつかよ!」ってプレイヤーは一瞬うんざりするのだが、後の展開は以下の通り。
・ 元ネタは『レイダース』 のカイロでの名場面。ハリソン・フォードが生水で腹を下したために誕生したあのシーンと同じく、戦いは一撃で終わる。
『クイズ大捜査線』 (SNK・ネオジオ・1991)
・ クイズ探偵、ネオとジオが繰り広げるドラマ仕立てのクイズゲーム。
・ 今回のネタは1作目だけにある「スゴロクモード」。物語自体が(ネオ)ナチスの狙う伝説の聖櫃(ナゾーだっけ?)を奪い合う、
というような内容なのでかなり『レイダース 〜失われた聖櫃〜』 。
しかも、その最後の秘宝を手に入れる前に、聖櫃の力で?ナチスの連中がボスと共に消え去ったり、
・ 最後の選択が「開けない」がグッドエンドだったりと、展開的にも共通点も多い。
・ 途中、トロッコで進むところがあるところだけは『魔宮の伝説』 。
・ あと、最後で聖櫃を守るじいさんがいる。じいさんのデザイン的には『魔宮の伝説』 に出る
サンカラストーンの村の長老似?だが、シチュエーションは『最後の聖戦』 の騎士か。
左のじいさんはインディシリーズの集合体?(いいすぎ) 右はバッドエンドの模様。顔が溶けそうなシチュエーション
『ブラッドレイン』 (EA・PS2、Windows、北米GC、北米XBOX・2004) BLOODRAIN
・ 北米XBOXで2002年に発売された、Terminal Reality開発の3Dアクションゲーム。
北米XBOXでは2004年10月に続編も発売(発売:マジェスコ)。
なお国内PS2版は若干表現がマイルドになっている模様(紹介記事 )。
でも中身は完全日本語吹き替え。しかも主人公・レインの声を朴王路美 (ぱくろみ。ハガレンで∀な人)さんがやってるみたいなのでこれは要チェック。
・ 半分吸血鬼の血の流れた(つまりダンピール)ティーンエイジのアメリカ女がナチを血祭りにあげるという、そのスジの人にはたまらないゲーム。
下の画面を見てもお判りの通り、これでもかという程ナチの兵隊を八つ裂きにできます。(海外公式サイト)
・ パクリ部分はナチの基地に入ったところにある、とある部屋の木箱。
怪しいスコップの横にあるこの箱を壊してみると、聖櫃が入っているわけです。
・ これといい後述の『Aggressive Inline』 といい、2002年のアメリカは聖櫃ブームだったのでしょうか。それとも昔からお約束なの?
(情報提供、写真撮影:ルリヲ様) (なお画面は北米XBOX版)
基地をこうして血まみれにしていくと1個だけ離れたところに木箱を発見。
開けてみると見慣れた神輿が。右の絵のハリソンの後ろのやつが実物。
『Aggressive Inline』 (Acclaim・PS2,GC,XBOX・2002)
・ 日本未発売。 海外で大ヒットしている『トニーホーク・プロスケーター』の亜流もののひとつでインラインスケートが題材のスポーツゲーム。
売りはチェックのミニスカでツインテールな女性キャラの乳揺れ&パンチラ。
(公式サイト)
・ その中の博物館ステージの奥の方に倉庫があり、壁一面木箱が詰み重なってるエリアがある。何か思い出しません?
そうです。あるんですよ!失われたアークが。軽いプレイでは気付かない
場所なんですけど。
(情報提供、紹介テキスト原文:フレメン様)
SFC『インディジョーンズ』より『レイダース』のラストシーン。ここでスケートしてるのか……。
●インディ・ジョーンズ 〜魔宮の伝説〜 ●1984米 INDIANA JONES and the TEMPLE OF DOOM
・ シリーズ第2作。後にスピルバーグと結婚することになるケイト・キャプショーがヒロイン。
時代的には『レイダース』よりも前の時代の話であるため、前作の話題は出てこない。
トロッコチェイスが一番の話題となったが、インディが奪い返そうとするサンカラストーンは、
その後多数のゲームで見かけることになる。
SFC『インディジョーンズ』より『魔宮の伝説』
の村
黎明期の映画ゲームであるアタリ・アーケード版でもこんな演出が
アーケード版のアレンジ移植となるアタリFC版。アーケード同様レイダースマーチ以外にも映画通りの音楽が流れるのが素敵
『アルマナの奇跡』 (コナミ・FCディスク・1987)
・ コナミ初期のアーケード作品『ロックンロープ』 のアレンジリメイクとのことだが、ほとんど別物。
雰囲気はむしろ『悪魔城ドラキュラ』(FCD版) に近い。
主人公が「ムチ」ではなく「ワイヤー」を使って、魔宮を冒険していくアクションゲーム。
・ ご神体の石を奪われた村。石化する村人。主人公はアルマナの石を奪い返すために単身洞窟へ乗り込む!
・ ストーリーは『魔宮の伝説』 なのでこちらで紹介するが、イラストは『ヤングインディ』 風。
パッケージは完全に『レイダース』 からのパクリ(下図参照)。
左はおなじみ『レイダース』。右中央に注目。その右下のターバンの男は仲間の「サラー」に似ているような。
気分をいやがおうにも高揚させる1面の曲が好きでした。
『ピットフォールII』 (セガ・アーケード、SG-1000・1985) PITFALL II
・ アクティビジョン社のコモドール用ソフトをアーケード用にアレンジ移植した作品。
(セガは当時、他にも『ドロール』とか『ヒーロー』とか、アメリカ産ゲームを多数移植していた)
・ パソコンではただの人だったキャラを探検家に変更、地下の巨大な画面切り替え式のマップの中を探検して、3つの秘宝を探し出す。
途中にトロッコがあったり、それに乗れたりするところが『魔宮の伝説』だが、『ピットフォールII』の主人公は攻撃は一切できない。
コウモリが出てもサソリが来てもジャンプで逃げるだけ。
画面の印象はファミコン版『スペランカー』によく似ているが、『ピットフォールII』の主人公はどんな高さから落ちても死なないので安心。
そういえばメインBGMのコード進行などはレイダースマーチ に結構似ている(ほのぼの系だったけど)。
・ 『ピットフォール』は隠れたファンが多いらしく、その後ファミコンでも『スーパーピットフォール』というソフトが出たが、
画面は普通にスクロールするし武器も持っていて、全然『ピットフォール』じゃなかった。
最近はPCで『ピットフォール3D』など新作が出ているが、攻撃ができてしまうのは『ピットフォール』らしくなくていただけない。
『魔獣の王国』 (コナミ・アーケード・1987) DEVIL WORLD
・ 2人同時プレイ可能なトップビューアクション。一瞬でゲームセンターから消えたが
当時出た音楽CDで『沙羅曼蛇』と一緒に収録されていたので、割と人々の記憶には残っている。
ただ、曲もあまり人に薦めるほどではない。
・ インディ風の主人公(考古学者コンドル)と女性レポーター(ラブライナ)の2人同時プレイ可能なアクションシューティング。
『魔宮の伝説』風ジャングルでできた魔界を突き進む。
パクリネタとして決定的なのは当時の広告(写真右・出典元「ゲーメスト」)。ゲーム中の主人公はムチもヤリも使いません 。
さらに主人公はスーツも着ません (『魔宮の伝説』の冒頭シーンが出典か)。
なお、このデザインそのものは『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』 のパクリ。
そのムチは似合うけど、今回はシューティングゲームなんで諦めてください。
というわけでパンフ表紙と比較。帽子、服、肉付きだけでなく、左上にスーツ姿を配しているところも同じ
『ミステリアスストーンズ ドクターキックの大冒険』 (テクノスジャパン・アーケード・1984)
・ インディジョーンズそっくりの主人公が登場するアクションゲーム。
プレイヤーはキック攻撃でパズルのようなステージをクリアしてサンカラな感じのストーンを集めていく。
よくみるとロゴにもサンカラストーンが。
ちなみにロゴも似てるような。(ロゴが似ているゲームは他にメガドライブの『アイラブドナルドダック』などある)。
『レールチェイス』 (セガ・アーケード・1991) RAIL CHASE
・ 『魔宮の伝説』 のクライマックス、トロッコチェイスをそっくりそのままゲーム化したもの。
映画以上の波乱万丈の展開があり最後まで飽きさせない。なかなかの傑作であった。
後にすべてが3Dポリゴンになった続編も登場したが、面白さは1作目の方が断然上であった。
・ ゲームでは、敵として途中に出てくるターバン巻いた兵士どころかイギリス兵?まで全部敵として登場。
悪者に奪われた聖なる石(サンカラストーンのデザインそのまま)を村に返すのが目的。
エンディングでは村までトロッコで帰ってくるのだが、うなずいている村長のじーさんなんてまんまである。
映画では助けた子供が走ってくるエンディングをトロッコで再現。
●インディ・ジョーンズ 〜最後の聖戦〜 ●1989米 INDIANA JONES and the LAST CRUSADE
・ シリーズ3作目。ショーン・コネリーがインディの父親として登場したためダブル主人公映画となり、豪華になった分、焦点がぼやけた。
個人的にはジョン・ウィリアムズのテーマもシリーズ中一番冴えない気がする。シリーズ打ち止めも止むなしか。
・ 『クイズ大捜査線』 など、シリーズ全体の香りのするゲームはあるが、本作だけのパクリゲームというのは今のところなし。
というわけでライセンス物のひとつ、SFC版の「聖戦」面が愉快なので紹介。
ヘンリーを探して悪魔城へ潜入するドイツ面と、冒険百連発な戦車での肉弾戦
ガイコツになったドノバンは骨を投げて襲ってくる……ってそんな話だっけ。
そうそう、この映画のラスボスはこいつだよ。やっちまえインディ(嘘です)