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●映画 あ
■愛の嵐■1973伊
・ 元ナチの男と、元ユダヤの女による愛のドラマ。かつてユダヤ人の女を弄んだ男(ダーク・ボガード)は、
ナチ狩りに隠れつつ、今では平穏に生きていた。
そんなある日、かつての女(シャーロット・ランプリング)に出会ってしまった。
平和が失われるのではないかという恐怖、そして彼らに芽生えたのはゆがんだ愛情だった。
・ 監督・原作・脚本を手掛けたリリアーナ・カバーニは女性。女性ならではの心理表現が特徴的。
この映画の宣伝スチールで必ず使われるのが、上半身裸で、黒いサスペンダーのついたズボンを履き、
ナチスの帽子を被ってポーズをとるシャーロット・ランプリングの姿。
・ この写真のポストカードかポスターをここ数年ずっと探しているのですが見つからないのだ。
誰か売っているところ知っていたら教えて下さい。
『雀偵物語3−セイバーエンジェル−』(アトラス・PCエンジンSCD・1993)
・ 元々『雀偵物語』の1作目は普通のアドベンチャーゲーム風の麻雀ゲームだったが、2作目が特撮の宇宙刑事ものの
パロディーとなり完全にキレてしまった。ここで紹介するのはPCエンジン末期に出た3作目。今度は3人の女の子が
009よろしく改造されて、悪の組織と麻雀で戦うというもの。タッチは2作目と同様。
このゲームの中に登場する敵に闇プロレスのオーナー「ランプリング」というのがいて、
姿はもろ映画そのもの(ちなみに声は三石琴乃だ)。
・ あかほりさとるの『爆れつハンター』の片割れが、そのまんま同様のパクリなのだが、
あくまで元ネタはイタリア映画なので皆さんご注意下さい。
(情報提供:adjutantことれいしゃ様)
ちなみに闇レスラーにはシャルロットってキャラもいる。
■赤ひげ■1965東宝
・ 黒澤明監督作品で三船敏郎と組んだ最後の作品。
江戸時代、下町の人々のために生きる医者、三船敏郎扮する「赤ひげ」に出会った若い医者・加山雄三の成長を描く物語。
・ 海賊映画(黒ヒゲ)ではありませんし、グレアム・チャップマン(黄ひげ)も出てきません。
『激写ボーイ2 〜特ダネ大国ニッポン〜』(アイレム・PS2・2001)
・ PCエンジンのカルトゲームの続編。詳しくはこちら。前作についての詳しくはこちら。
・ 今回のネタは4面「カツシカ下町商店街」。
下町商店街の中にある1軒が「小石川診療所」(劇中の名称)どころか、そのまんま「赤ひげ医院」として登場。
中には三船敏郎風のチョンマゲ医者がいて、「喝!」と叫びます。
・ なお本作の1面「ギンザ歩行者天国」のターゲット、新幹線の誘拐犯というのは『天国と地獄』(1963)をちょっとだけ想起させますし、
同じ面には『生きる』(1952)もあります。
こんな小さい画面でも十分「赤ひげ」とわかるこのポーズ
■アキラ■1987東宝
・ 大友克洋、原作者自らが脚本・監督した伝説のアニメ映画。連載中の漫画に映画で数年も先に物語を完結させてしまったことに驚き
(『ナウシカ』もそうだったけど)。
大友克洋はこの後すっかり映画に目覚めてしまい、漫画をほとんど書かなくなってしまった。
せめて映画が漫画と同じように面白い作品ばかりであればそれでもよかったんだけど……。
・ 本作のゲーム化は2作。1つは映画公開と同時に出たワゴンの定番商品だったタイトーのFC版アドベンチャーゲーム。
2作目はそれから10年以上経ってPS2用に発売されたバンダイの『アキラ・サイコボール』というピンボールゲーム。
今さらアキラということでファンの全員が単行本のカバーにもなった限定ピンボールモデルの再現を期待したが、
残念ながらそれはかなわなかった。とはいえ誰もやったことない台だから作ったところで面白かったかどうかはわかりませんが。
『アイレム・エアデュエル』(アイレム・アーケード・1990)
・ アイレム製オーソドックスな縦スクロールシューティング。
『Rタイプ』以降、個性的なシューティングを続々と出してきたアイレムとは思えないほど普通。描き込みは流石ですが。
・ パクリ部分はオープニング。
1988年7月16日……じゃなくて2004年8月17日、新型爆弾(のような)爆発による都市の壊滅の"原因"は巨大ドームに隠されていた……。
で、そのタイトル画面の背景にもなっている巨大なドーム(マザーコンピューター)が本作のラスボスなのですが、
これが劇中でAKIRAを封印していたドームそのものです。
とはいえこれだけ、もったいぶって登場するくせに、このドームが割れて中から少年が! ってことにはならない。がっかり。
(情報提供:SPACE−HIGH様)
映画観てた人は、このデモ見ると結構すぐにわかったと思う。でもゲームにはあまり関係ないです。
『ザ・キング・オブ・ファイターズ2001』(プレイモア・ネオジオ、DC、PS2・2001)
・ 元はSNKの看板作品シリーズだったが、会社規模縮小に伴いライセンスが韓国に渡り、新たなスタッフにより続編が作られることになった。
さらに本作発売直前SNKは倒産。韓国の会社・イリオスから発売されることとなった記念すべき新シリーズ第1弾。
制作スタッフには日本人も多いという話だが、微妙に大陸テイストの入った新シリーズは、主にキャラ萌えしていたファン中心に評価を落とすことに。
「こんなの違う!」とか何とかいいながらも必死にすがりつくように着いて行くファンは多く、見ていて気の毒である。
・ パクリ部分は本作の新キャラクター、ネスツチームの「K9999」が鉄雄そのまま。なぜ今さらアキラ?
(確かにKOF96にもSOLみたいなのあったけどさ)
と(少なくとも日本人の)プレイヤーほぼ全員に突っ込まれた。
(情報提供:SPACE−HIGH様)
評判悪いパクリですけど、そんなこと言ったらKOFなんてほとんどが……
『真魂斗羅』(コナミ・PS2・2002)
・ 21世紀に突如として蘇った横スクロールアクションの名作。
・ まるで怪獣映画のごとく、同時期に『Shinobi』(セガ)と『アルゴスの戦士』(テクモ)という
2つの1980年代のアクションゲームをも復活し、2002年の年末商戦はオールドゲーマーを狂喜させた。
ところが蓋を開けてみれば後者2本は世界観イメージだけしか残っていなかったのに対し、ゲームシステムまで完全復活させたのは本作のみ。
本作は往年のファンには大喜びだったものの、おかげで日本のセールスでは苦戦だった模様。
ただし魂斗羅は諦めない。2年後『ネオコントラ』(2004)として新システムで復活。
・ パクリ部分はオープニングに登場する攻撃衛星。5面クリアの時点で総合評価A以上でない場合はクリアしてもバッドエンドになるのだが、
そのバッドエンドというのは衛星軌道上からのレーザー照射。SOLなわけですね。
衛星軌道上からのレーザー攻撃というのは『007:ダイヤモンドは永遠に』(1971)などでも登場する攻撃手段ですが、
その衛星のデザインがおもいっきりパクリでした。
(情報提供:B.J様)
ほとんど同じパーツで構成された2つの軍事衛星。つまりSOLがCGで見られる時代。
『スナッチャー』(コナミ・PCエンジン、SEGA CD、PS1、SS・1992)
・ PC-8801mkIISRとMSX2で1988年に発売された、サイバーパンクアドベンチャー。
詳しくは『ブレードランナー』の項で。
・ 今回触れるのは、その初期2作には無かった最終章、ACT3に登場する人工衛星。
その名も「HOL3」というこの人工衛星が名前からして「SOL」に似ているのではないかというお話。
デザインも微妙に似てますね。確かに。
ところで「HOL3」というと『デゼニワールド』の「HAL3」を思い出すのは私だけ?
ところで本作の元となった『SDスナッチャー』(MSX2・1990)にはこのシーンあるのかな? わかる方情報求む。
(情報、写真提供:ネクタウサ様)
SOLとのデザイン比較は上記の『真・魂斗羅』のところの写真でどうぞ
『ダイナマイトデューク』(セイブ開発・アーケード、MD、X68000・1989)
・ タイトーの『エンパイアシティ1931』(1986)、テクモの『リードアングル』(1988)など、
銃コントローラを使わずにガンシューっぽいゲームを模索してきたセイブ開発のシリーズ決定版。
「背中が透けているプレイヤー」というコロンブスの卵的なプレイヤーを登場させることにより、
プレイヤー自身のアクションも登場させ、銃撃戦ゲームの奥行きを深めた(?)。
・ アメコミ風世界観の元、「ダイナマイトパンチ」を持つ600万ドル以上しする男・デュークが悪の組織を文字通り叩きのめすゲーム。
発売から暫くして2人同時プレイ可能の『ダブルダイナマイツ』(1989)も登場。
・ 2面?の背景に飛んでいる敵のエアバイクのようなものが、2人乗りだったり銃座があったりと「フライングプラットホーム」似。
この斬新なシステムは後のFPSゲームに受け継がれる、と言ったら大袈裟すぎるか
『ザ・ニンジャウォーリアーズアゲイン』(タイトー・SFC・1994)
・ アーケードで『ダライアス』に続く三画面筐体もの第2弾として登場したアクションゲーム(1987)をリメイク移植したソフト。
開発はタイトー作品のアレンジでも定評のあるアクションゲームメーカー、ナツメ。
本作についての詳しくは「GAME KOMMANDER」さんのところを参照ください。
・ パクリキャラは4面ボスのシルバーマン。アーケードの退却司令官がモチーフになっていると思って突っ込んでいくと、
彼も7年の間に成長したようで、なんとSOLを武器にしていた。杖持ってたり、キャラのイメージは"大佐"が少し入ってるのかも。
無防備なザコかと思いきや、衛星軌道上からのレーザー照射が
■悪魔のいけにえ■1974米
・ 元祖スプラッタムービーかつ元祖殺人鬼もののホラー映画の金字塔。監督はトビー・フーパー。
「スプラッタ」といっても鮮血が飛び散るようなシーンはない。しかしそういう錯覚を起こすほどの殺戮時の恐怖の演出が素晴らしい。
実際にあった連続殺人事件であるエド・ゲイン事件をモチーフにしているとのころだが、多分全然違う内容だと思う。
・ 殺人鬼レザーフェイスがチェーンソーや斧で家(の付近)にやってきた若者をとにかく殺しまくる物語。
レザーフェイスというのは、殺した被害者の顔の皮を剥いでつなぎ合わせたマスクを被っているため付いた名前で俗称。劇中の名前ではない。
この映画以降『悪魔のいけにえ』といえばチェーンソーという印象を皆に植え付けたのだった。
(ちなみにその後チェーンソーは『キャプテン・スーパーマーケット(死霊のはらわた3)』などお笑い方面でも活躍)。
・ 監督のトビー・フーパーは、スピルバーグに骨抜きにされたとファンに突っ込まれる傑作『ポルターガイスト』や、
作品よりヘンリー・マンシーニの音楽の方が有名な『スペース・バンパイア』など多数の名作を撮っているが、
本作を撮ったときはまだ27歳だったというから二重の意味で驚き。
・ なおその後、ヤク中から脱しかけのデニス・ホッパーがレザーフェイスとチェーンソーでチャンバラする『悪魔のいけにえ2』、
『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役で有名なヴィゴ・モーテンセンが頭の弱い弟役で登場する『悪魔のいけにえ3』など、
1作目からかなりかけ離れた、でも正統の続編がある。
『スプラッターハウス』(ナムコ・アーケード、PCエンジン・1988)
・ ナムコの、元祖ホラーゲーム。詳しくは『13日の金曜日』の項参照。
3面のボスキャラクターとして、両手がチェーンソーのズタ袋を被った怪人が襲ってくる。
モチーフは本映画で活躍した元祖殺人鬼・レザーフェイスである。チェーンソーのSEがヤな感じで良かった。
ゲームの中とはいえ、ジャイソン対レザーフェイスの戦いが繰り広げられてファンは喜んだものだ。
ところであるてまさんの情報によるとこのボスの設定での名前は「ブギーマン」なのだそう。
ってことは『ハロウィン』もちょっと入ってるんだろうか?(2003/6/13追記)
レザーじゃなくて『13金Part2』風のズタ袋マスク
『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』(セガ・アーケード、DC、XBOX・1998)
・ 人気ホラーガンシューティング第2弾。4面のボス・ストレングスがまんまレザーフェイス系キャラになっている。
彼の武器はチェーンソーを持った大男で、斧も投げてくる。顔は白い布袋を被っている。
・ このゲームにはアレンジ作『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』というキーボードタイプ教習ソフトもある。
演出は全く同じものを使っているため、このレザーフェイスもどきも同じく登場します。
■アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ウーマン■1996米 Attack of the 60 foot Centerdold
・ 百聞は一見にしかず。こんな映画。
・ 巨乳になれると信じて飲んだ薬で巨大化したモデルが街を暴れるという、原題からもわかる通り(後述)巨大生物映画のパロディ映画。
カルトSF映画、『妖怪巨大女』(1958米・原題"ATTACK OF THE 50FT. WOMAN")のパロディ映画。本作のほうが主人公が10フィート大きいってことか。
なお『妖怪巨大女』をリメイクしたのがダリル・ハンナ主演の『ジャイアント・ウーマン』(1993。原題同じ)である。
『THE 大美人』(D3パブリッシャー・PS2・2004) 公式サイト
・ 沖縄県に皆古島に突如上陸した巨大水着美女モデルをめぐる壮大なアクションシミュレーション?ゲーム。
巨大人間もの映画というと日本でも巨大フジ隊員とかいろいろあるが、モデルが主人公なのでこの映画に近いということで一応紹介。
ただし自衛隊と巨大生物の戦い、という基本路線はもちろん一連の『ゴジラ』シリーズなどの怪獣映画がモチーフになっているのだろうけど。
(情報提供:B.J様、刺身醤油様)
■雨に唄えば■1952米
・ ジーン・ケリー主演の超有名ミュージカル映画。
同名の主題歌は大ヒットするが、その後『時計仕掛けのオレンジ』(1972)でマルコム・マクドウェルがこの歌を歌うシーンはさらに強烈だった。
その他『ダイ・ハード』(1988)でもスプリンクラーでずぶ濡れになるシーンでちょっとだけかかるのも印象的。
『ピンクパンサー3』(1973)でもオープニングクレジットのところでちょっとパロディする。
『激写ボーイ2 〜特ダネ大国ニッポン〜』(アイレム・PS2・2001)
・ PCエンジンのカルトゲームの続編。詳しくはこちら。前作についての詳しくはこちら。
・ 今回のネタは1面「ギンザ歩行者天国」。
傘を持ったバンカラ学生風の男が下駄でタップダンスを踊ったかと思うと、
ジーン・ケリーさながらに街頭にぶら下がってポーズ!
決めのポーズと共に"Beautiful!"と叫びます
■アルカトラズからの脱出■1979米
・ 『ダーティハリー』のクリント・イーストウッド、ドン・シーゲル監督のコンビによる脱獄映画の決定版。
・ ちなみに吹き替え版で見ると、山田康夫はともかく、イングリッシュ(図書係)を小林清志、所長を納谷悟朗がやっていて、
別の意味でも楽しめるというのはルパンファンには有名。
『クイズ大捜査線』(SNK・ネオジオ・1991)
・ クイズ探偵、ネオとジオが繰り広げるドラマ仕立てのクイズゲーム。
続編も作られていて、意外とファンが多い。
・ 今回の登場箇所は、ストーリーモード左の、少女を依頼人にしたのお話。
・ 謎の組織「八竜眼」の所在地を探すため、ネオとジオが向かった先にいる脱獄囚・ダッソーさん(笑)が、そのままイーストウッド。
映画の一番有名なイラストそのままです
■アンタッチャブル■1987米 THE UNTOUCHABLES
・ パラマウント映画創立75周年記念作品。往年の人気TV番組のリメイク映画で、監督は後に『スパイ大作戦』のリメイクも行ったブライアン・デ・パルマ。
エリオット・ネスを演じた主演のケビン・コスナーは本作で一躍人気俳優に、長い間不振だったショーン・コネリーもスターダムに返り咲くことに成功した。
またアル・カポネを演じるために30ポンドも太ったデ・ニーロの話は未だ伝説になっている。
その他アンディ・ガルシアが人気を呼んだのも本作からだが、その後マフィアの役ばかりやっているのは皮肉。
・ 『戦艦ポチョムキン』にオマージュを捧げたクライマックスの駅の銃撃シーンは有名だが、このおかげか?
その後多数のパロディ映画でこのシーンが使われることとなった。
おまけ・1991年末にアルトロンから出たFC版。乳母車押すなよ、ネス。
『デッドコネクション』(タイトー・アーケード・1992)
・ 『カベール』などの流れを組むアクション系ガンシューティングものに近いアクションゲーム。
プレイヤーも多数の敵もすべてが小さい1画面で繰り広げられる個性的なアクションだが、迫力不足の感は否めずヒットはしなかった。
・ 50年代アメリカのギャングと捜査官たちの対決を描いたその世界観から、そのまま映画のデザインを持ってきてしまったようで
プレイヤーセレクトにはアンディ・ガルシア似、ケビン・コスナー似の顔が並ぶ。3番目はチャールズ・マーティン・スミスに髪を書き足した?
関係ないが俳優だったチャールズはこの映画と前後して『ハロウィン1988』というB級映画の監督をやった。
オジー・オズボーンとかジーン・シモンズが出るヘンなホラー映画だったが、近年ではなんと『聖少女バフィー・恋する十字架』の監督も。
確かに似たノリだ。
(情報提供:73式まっさん様)
アンディ・ケビン・チャールズと……ウィレム・デフォー?
ゲーム開始デモより、左下がプレイヤー。細かいキャラでもちゃんとネスしてる
おまけ。これはマーロン・ブランドっぽいので別の映画ですね