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●映画 て
■ティーンウルフ ■1985米 TEEN WOLF
・ マイケルJフォックスが『バックトゥザフューチャー』に出演する前に撮影していた映画。
『バックトゥザフューチャー』のヒットを予想し、直後に公開し、日米でヒットした。
・ 興奮すると狼男になる家系に生まれた青年が主人公の青春もの映画。続編もあるがマイケルは出演してない。
『クイズ大捜査線』 (SNK・ネオジオ・1991)
・ クイズ探偵、ネオとジオが繰り広げるドラマ仕立てのクイズゲーム。
・ ストーリーモードの右ではじめると最初に登場するのがこのマイケル・J・フォックス。
・ 残念ながら彼の出番はこれだけで、狼に変身することなく終わりますが、彼の言った場所は墓場で、
エクソシストな人に会うことができます。怪人つながり?
・ 以前から、このマイケルはどの映画のマイケルか気になっていたのですが、なんとなくこれじゃないかと思って入れてみました。
「むしろこっちじゃないの?」と思う有力情報(笑)を持つ方がいらっしゃればメールください。
左がゲーム画面。右は当時のチラシです。
■帝都物語 ■1988東宝
・ 荒俣宏の原作を読んでいる人にはダイジェスト過ぎて物足りなく、読んでいない人にはさっぱりストーリーのわからない、
という映画における脚本の大事さがよくわかる映画。林海象恐るべし。それ以外は、実相寺昭雄の演出と
嶋田久作の存在感がそれなりに見どころだが、愚作であることは間違いない。
スタッフは他になぜかクリーチャーデザインにHRギーガーとか、
役者も、勝新、原田美枝子、坂東玉三郎など有名どころがバリバリ出るオールスター映画だった。
ちなみに原作でのダメ男ぶりが印象に強い鳴滝君は、佐野史郎がやっている(笑)。
『クイズ迷探偵ネオジオ』 (SNK・ネオジオ・1992)
・ 『クイズ大捜査線』の続編。ゲーム自体は前作と同じだが、登場人物が映画からよりも国内タレントに移行したため、
ここでの扱いが減ってしまったのが残念(笑)。
・ 登場箇所はシナリオ1「時を越えた愛」。主人公たちに立ちふさがる帝国軍人・加納が、加藤保憲そのもの。
ラストバトルでは魔人らしさがよく出ております。
ゲームしか知らない人にはベガとか言われそう(苦笑)。
『ストリートファイターII』 (カプコン・アーケードほか・1991) STREET FIGHTER II
・ おなじみ、現在まで10年続く格闘ゲームブームに火をつけた名作対戦格闘ゲーム。
・ 8人の格闘家がそれぞれの目的を持って、世界中でストリートファイトする。
・ パクリ部分は、ラスボスである、ベガ(海外名はミスター・バイソン)。彼の姿、および顔、超能力を使う姿など、
映画版の加藤保憲から大きな影響を受けております。
・ ……と思いきや、実は彼の元ネタは、漫画『力王』 (鷹匠政彦・猿渡哲也)に登場する宿敵・鷲崎 という説が正しいようです。
つまりこの鷲崎が加藤保憲のパクリで、それをパクったのがカプコン(ていうかあきまんさん?)。
なお、『力王』には他にもバイソン(マイク・タイソンをパクった漫画キャラのパクリ)、ザンギエフ(大熊)が登場するそうです。
というわけで遠い二重パクリなことがわかりましたが、せっかくなのでこのまま残しておきます。
Yosihiroさん、ご指摘ありがとうございました(2003/1/10追加) 。
・ なお、このゲームはハリウッドで映画化もされており(駄作として評判ですが)、
バイソン将軍の役は『蜘蛛女のキス』や『アダムス・ファミリー』のラウル・ジュリアが演じていました。
しかも運悪く彼の遺作に。よりによってこんな映画が遺作になるとは気の毒だ。
画面は続編『ストIIダッシュ』のものです
■ザ・デプス ■1988米 DEEP STAR SIX
・ 『13日の金曜日』 のショーン・S・カニンガム監督による、深海ホラー映画。
深海に作られた海底基地に、未知の生物が襲い来る。
同時期に海の“エイリアン”『リバイアサン』 と、海の“未知との遭遇”『アビス』 が
公開され、深海パニック映画三昧になっていた。同時期に観た人は記憶も混乱しそうだ。
でもどれが一番面白かったか? と聞かれると「どれもイマイチ」というのが多くの感想。
ラストが『13金』そのままらしいが、私は未見なので詳しく語れません。ごめんなさい。
『ディープフィアー』 (セガ・SS・1998) DEEP FEAR
・ 海の“バイオハザード”。音楽に川井憲次、クリーチャーデザインに韮沢靖という豪華?メンツで作られたアクションアドベンチャー、
ではなく「深海ホラーサスペンス」(ゲームジャンル名)。
CMにも使われたオープニングの音楽は、CGともうまく相まってかなり良かった。
深海にある海底基地に怪物出現というのは『ザ・デプス』 から来ているのではということで掲載。
なお、閉鎖空間で味方の人間が敵に、というのは『遊星からの物体X』 に似ている。
この手のゲームにしてはたくさんの人物が劇中に登場し、それなりにドラマチックな話になるが、
全体的に演出が甘いので感動的とまではいかないのがもったいない。
■デスペラード ■1995米 Desperado
・ いまいち使いにくそうだった2枚目俳優アントニオ・バンデラス主演のラテン風味西部劇(でも舞台は現代)。
ロバート・ロドリゲス監督とともに日本でも一躍有名人になった。
・ ただし映画としては、メインストーリーの復讐劇としてよりも、脇を固めるスティーブ・ブシェミ、
などでもわかるように? 笑える映画として楽しめるところが大きなポイント。特にラスト間際の、3人組になったところが傑作。
・ 関係ない話だが、筆者がこの映画を渋谷の映画館で観ていたとき、偶然目の前の座席に、WARPの飯野賢治夫婦がいた。
でかい旦那と小さくて美人の奥さんがいちゃいちゃしている姿は、なかなかインパクトがあった。
・ 『レジェンド・オブ・メキシコ』 (2003)という邦題で続編も公開。バカ度もパワーアップ。
『ガングレイヴ』 (レッド・PS2・2002) GUNGRAVE
・ キャラクターデザインに『トライガン』の内藤泰弘を起用した「画面全てのものが壊せる」ハードボイルドバイオレンスアクション。
例えるなら『ダイハード・トリロジー』 の「1」モードと「2」モードを足して2で割ったようなゲーム。
・ 『ヘルシング』のアーカード似のキャラが(作者違います)ギャング一味の本拠地に単身乗り込み、徹底的に虐殺していくゲーム。
詳しくはこちら公式サイト へ。
・ 設定も映画と何気に似ているのだが、本格的なパクリ部分はプレイヤーのボム的な攻撃である棺桶型ロケットランチャー。
映画では棺桶は武器庫で、ロケットランチャーはギターケースで、主人公の仲間が使っていた。
映画を観た者なら忘れられない、ロケットランチャーを撃つ時のあの長身の男がすらりと伸ばす左足&ゆっくりと曲げる右足を
かなり忠実に再現している。うっとり。
左が映画、右がゲーム。本編だともっとはっきり同じポーズに見えるかも
『斬魔大聖デモンベイン』 (ニトロプラス・PC、PS2・2003)
・ ニトロプラスのアドベンチャーゲーム。もちろんエロゲー。
魔術の発達した現代、主人公の探偵がある事件をきっかけに巨大ロボットに乗って悪のロボット・破壊ロボと戦う、
というかなりありがちな設定ではあるが、独特のシナリオの巧さに近年のPC市場でも特に圧倒的な支持を得ている。
なお『機神咆吼 デモンベイン』と改題したPS2版が角川書店より2004年発売予定。
・ パクリ部分は主人公と対立する敵組織のひとり、マッドサイエンティストのドクター・ウェスト。
この人のギターケースもやはり武器になっています。
(情報提供:どうぐ様)
鏡みたいですね。PS2版にもこのシーンがあるかどうかは未確認です
『ゾンビリベンジ』 (セガ・アーケード、DC・1999) ZOMBIE REVENGE
・ 人気ガンシューティング『ハウス・オブ・ザ・デッド』 の世界観を使いベルトタイプアクションゲームになっている外伝作品。
ポリゴンを使ったベルトアクションは意外と少ないため期待されたが、高い難易度が災いしてあまり評価は得られていない。
3人から選べるプレイヤーキャラのうち女性キャラより、松田優作そっくりキャラ毒島力也(『鬼武者2』に先駆けてる)が話題だった。
・ パクリ部分は拾う武器のうちギターケースとキャノンショット。
どちらも見た目はギターケースなのだが、中にはマシンガンとキャノン砲が組み込まれている武器。
マシンガンを撃つ時のプレイヤーのちょっと前にケースを突き出す仕草や、キャノン砲を撃つ時のポーズなど、
武器だけでなく仕草も映画と同じ。ついでに「デュエルハンドガン」の2丁拳銃の撃ち方も映画と同じだったり。
(情報提供:ハーゲンヘボ様・ゲーム画面画像提供:あれふ様)
この武器が以下のようになります
『レジェンド・オブ・メキシコ』でも観られましたね。このギターケース
そしてすっかり世の中の映画・ゲームの定番となった2丁拳銃。右は90度倒したジョン・ウー撃ち
『ペルソナ 〜罪〜』 (アトラス・PS1・1999)
・ PSから始まった「女神転生」の外伝シリーズ「女神異聞録 ペルソナ」 シリーズ第2作。
・ 第3弾『ぺルソナ 〜罰〜』 (2000)と表裏一体?となった物語構成が話題に。
個人的には女神転生シリーズの大きな売りとも思える金子一馬“悪魔”絵師のあの絵がクォータビューの戦闘シーンでは魅力半減な気がして未プレイ。
・ パクリ部分は、プレイヤーキャラのひとり「三科栄吉(通称ミッシェル)」の使用武器が、マシンガンを仕込んだギターケースであるということ。脇に抱えて撃ちまくる。
ギターケースにマシンガンを隠すというネタは昔からありそうだが、ゲームの開発時期的にもきっと『デスペラード』を観たに違いない。
なお『ぺルソナ 〜罰〜』でも栄吉は脇役として登場する。
(情報提供:たけぴぃ様、リボドゥカン様)
・ ちなみに用心棒の隠し武器というと、「劇画・天才バカボン」に登場した「ハトポッポ」を演奏し終わらないと弾の出ない仕込みトランペットと
「ずいずいずっころばし」を演奏し(以下略)仕込みクラリネットを思い出してしまいますが、映画ともゲームとも何の関係もございやせん。
■デッドリー・スポーン ■1983米 THE DEADLY SPAWN
・ 宇宙から飛来した隕石から口と胃袋しかないモンスターが無数に登場。住民と対決する。しまいには巨大化したやつまで現れて……。
という、名作『トレマーズ』 や『ザ・グリード』 の元になったと囁かれる?B級SFホラー映画。
・ ちなみに劇場公開時の同時上映は『マイドク』 。イカス組み合わせだなぁ。
「こいつは喰うためにだけ生まれてきた…。」というコピーが秀逸。
『キメラビースト』 (ジャレコ・アーケード・1993)
・ 宇宙から隕石のように飛来した生物が無数に飛来、その生物が自機。DNAを取り込んで進化・巨大化し、星を喰い荒らす、
という趣向の変わったシューティングゲーム。ただし日本での正式発売は最終的にされなかったという幻のゲーム(ゲーム自体は完成している)。
・ 自機である宇宙生物のデザインがこの映画の怪物と似ている(特に最弱状態)。
それとやればわかるが、このゲームは「敵を喰う」ことに主眼が置かれているので、とにかく敵を喰って喰って喰いまくる。
っていえばやっぱりあの映画を思い出さずに入られないでしょ?
6面では人間も食べるし。
(画像クリックでゲーム画面へ)
『スプラッターハウス』 (ナムコ・アーケード、PCエンジン・1988) SPLATTER HOUSE
・ ナムコの元祖ホラーゲーム。詳しくは『13日の金曜日』 の項参照。
今回の指摘箇所は1面のボス。部屋に積まれた肉塊の中から次々と飛び出し、噛み付いてくる敵。
『エイリアン』のチェストバスター&フェイスハガーにも似てなくも無いが同人映画なこっちにより似てるということでこちらで。
(情報提供:ウッチー様、SPACE−HIGH様)
家の地下で幼虫が増殖、って映画の設定も思い起こさせる
■DUNE(デューン)〜砂の惑星〜 ■1984米 DUNE
・ 壮大なスペースオペラだった原作を可能な限りスケールそのままで映画化したデビッド・リンチ監督のSF大作。
大金をかけながら大ゴケした映画というと一昔前はこれとマイケル・チミノ監督の『天国の門』と黒澤明の『影武者』だった。
今はたくさんありすぎて話題にならない?
・ 1965年に初めて発表された原作は長編シリーズなこともあり、原作を知っている人(特に日本人)にとっては
映画単体を観ただけでは世界観、人物相関関係など理解しづらい部分が多く、ただでさえリンチなのに一層難易度を上げていた。
その難解さを少しでも軽減しようと、日本ではホームビデオ化の際に冒頭に世界観の説明を独自にいれていた(現在も入っているかどうかは不明)。
・ 『風の谷のナウシカ』との記号的類似部分が多いことでも有名な原作なので、興味ある方はそういう視点で見てみるのもどうでしょう。
『スナッチャー』 (コナミ・PC-88mkIISR以降、MSX2、PCエンジン、セガCD、SS、PS1・1988) SNATCHER
・ サイバーパンクアドベンチャーの傑作にして小島カントクの代表作。詳しくは『ブレードランナー』 の項参照。
・ 主人公・ギリアンのモデルは『リーサルウエポン』 のときのメル・ギブソンだったが、
ライバルであり心強い仲間・ランダム・ハジルのモデルがスティング演じるフェイド・ラウサだった。よく見りゃ服装まで同じ。
ちなみにジャン・ジャック・ギブスンはC・イーストウッドといわれているが、映画が不明なので未掲載。
(情報提供:伊藤計劃様)
小島カントク作品での初の塩沢兼人起用キャラだった。
『パンツァードラグーン』 (セガ・SS、PC、XBOX・1995) PANZER DRAGOON
・ ドラゴンの背に乗って旅するシューティングの1作目。独自性の溢れるグラフィックと世界観の秀逸さが話題となった。
後にプロダクションI.G. によって、世界初のフルデジタルアニメOVA化された。
監督は『BLOOD』やゲーム版『サクラ大戦』のOPを歴任している高木真司、美術監督はナウシカ、ラピュタ経験もある木下和宏……だが怪作。
脚本が黒田洋介だからというわけでもないと思うが。
・ 閑話休題。本作のエピソード2に出るサンドワームという巨大攻性生物が、劇中のワームに酷似。
7年後に発売された4作目『〜オルタ』 では、攻性生物を乗りこなす人々が現れたが、これもこの映画の影響なのかもしれない。
・ このゲーム(のシリーズ)を『風の谷のナウシカ』 に似ているという人が多いが、開発者はそういわれるのが嫌いらしい。
確かに王蟲には似てないと思う(というか王蟲がDUNEの原作のイタダキなのかもしれない)。
・ ちなみに国内版ではこのワームはプレイヤーに攻撃してこないが、海外版は弾を撃ってくる。
これで心おきなく倒せるというもの。手強くて100%出せなさそうだけど。
なお前述の『〜オルタ』に収録されている本作も海外版。あれをプレイして「こんなに最初から難しかったっけ?」と思った人は正解。
サターン版は1面から弾撃ってきません。
モボ(オルタ)もこれに乗れれば帝国軍とやりあえると思う
■天空の城ラピュタ ■1986徳間書店・東映
・ 『風の谷のナウシカ』 に続いて作られた、徳間書店(スタジオジブリ)の長編アニメ第2弾。
・ 今でこそ宮崎アニメの一番人気とうたわれる本作も、公開当時は数あるアニメの一本で、マニアにしか見向きもされなかった。
宮崎アニメが興行的にもブレイクするのは企業タイアップを重ねた『魔女の宅急便』以降になる。
『エターナルアルカディア(レジェンド)』 (セガ・DC、GC・2000) THE SKY OF ARCADIA
・ 地上が存在せず、すべては浮遊する島と空の中で展開するセガでは珍しい正統派本格RPG。
・ 雲のむこうにある浮遊島、というだけで「天空の城」を思い起こす人は多いが、それを言い出すと
全部元ネタの「ガリバー旅行記」 が元祖になるのでそういう突っ込みはしないつもりだったが、
一番最初に冒険することになる「神殿島」の底面部分のグラフィックがまんまラピュタなのはやはり触れておくべきだろう。
ラピュタのパクリは本当だったんだ!
『オーダイン』 (ナムコ・アーケード、PCエンジン、PS1・1988) ORDYNE
・ 拡大回転縮小機能が評判のナムコ・システム2基板シリーズの『アサルト』に続く第2弾。
定番2人同時シューティングゲームだが回転機能を生かした演出が聞いていた。
『ファンタジーゾーン』から派生したと思われる空中インのショップにはお姉さんがいて後に『スペースファンタジーゾーン』へと影響を与えた(が出なかった)。
FM音源を駆使しためがてん細江サウンドも当時のナムコの顔だった。
・ 拡縮機能の無いPCエンジンへの好移植もかなり評判。現在は『ナムコミュージアム4』でのプレイが比較的容易に可能。
・ パクリ部分はエンディング。宇宙へと飛んでいく天空の城の大樹そのままの光景が流れる。
『風の谷のナウシカ』エンディングそっくりの横シュー『アルティメット・エコロジー』 との関係は……多分ない。
(情報提供:ノーティカルマイル様)
なんかこれ『ルパンVS複製人間』にも見えなくもない。というかむしろ脳が飛んでたほうがこのゲームに合ってるような……
『実況おしゃべりパロディウス 〜forever with me〜』 (コナミ・SS、PS1・1995)
・ 90年代中期に相次いで登場した「パロディウス」シリーズのSFCオリジナル作品の32bit機リメイク版。
グラフィックをアーケードライクにパワーアップし2人同時プレイ可能、実況の追加などが施された。
SFC版については『サタデーナイトフィーバー』の項 など参照。
・ パクリ、というかパロ部分はエンディング。敵基地を脱出した自機が飛んでいくスタッフロールの背景に巨大な成長しすぎた鉢植え が飛ぶことがある。
これは多分映画のエンディングをパロったものだと思われる。
・ このエンディング背景のキャラクターはこの他にもホワイトベース風"木馬"とかいろいろあるようなので何度もクリアしてみましょう。
なおSFC版では確認できなかったのであえてSS、PS1版で紹介しております。
(情報、画像提供:リボドゥカン様)
上記で紹介した『オーダイン』との比較も面白い
『出たな!! ツインビー』 (コナミ・アーケード、PCエンジン、X68000、SS、PS・1991)
・ 元々アーケード作品だった『ツインビー』(1985)は、二人同時プレイ可能なのが最大のウリだったが、
同時期にカプコンの『エグゼドエグゼス』と競合したりしてあまり大きなヒットにはならなかった。
しかし後のファミコンでの移植がヒットしシリーズ化され、FCで続編2作が作られた。本作はアーケードに舞台を戻したシリーズ第4弾となる。
(その後、SFCで1作、アーケードで1作、アクションADV化されたSFC、RPG化?されたPS版などを経て現在休眠中)
劇画調だったFC版2作目を無視したかわいらしい搭乗員のキャラデザインが評価され、特に2Pのウィンビー(後にパステルと名が付く)は
「ウィンビー国民的アイドル化計画」 の名の元にCD、ラジオ、公式お色気アニメ化までされる人気ぶりだった。
・ さて、そんな本作のパクリ部分は3面BGMの曲名。「天空の要塞ラピュタ」 、ってそのまんまじゃないですか。
ちなみに曲自体は別に似ていない。(なお曲は『実況おしゃべりパロディウス』でも部分的に聴ける)
なおそんな3面は空中神殿を背景にした面である。なお1面は汽車が往来する山岳の工場地帯(パズーが住んでいた町に酷似)だし
羽の生えた飛行機など映画の直接的影響はあちらこちらで見られる。
(情報提供:グラソ様)
このようなパステル調のグラフィックは、当時のコナミの得意分野となる
『ブレイズ&ブレイド バスターズ』 (T&Eソフト・PS1・1998)
・ 同年頭に発売された『ブレイズ&ブレイド エターナルクエスト』 の続編、というか追加シナリオ集。
古くはアタリの『ガントレット』 (1985)、有名作品だとハドソンの『ダンジョンエクスプローラー』 (1989)の延長上にある、多人数同時アクションRPGである。
経験値によりパワーアップしたキャラクターをメモリーカードで持ち寄り、最大4人同時プレイでショートシナリオのイベントをクリアしていくシステムは
当時一部のファンにかなりヒットしたものの、見た目の地味さなどで一般層までには広がらなかったのが残念。
なお、本作の後継作といえるのはセガのヒット作『PSO』 (2000)。オンライン化の恩恵は大きかった。
・ 今回の指摘箇所はシナリオのひとつ「浮遊城」。ダンジョンの外観の文様などがラピュタっぽい。
(情報、画像提供:リボドゥカン様)
同様のゲームも多数ありそうですが、もうよっぽどでないと紹介しないかも(笑)
『ロックマンDASH』 (カプコン・PS1・ニンテンドウ64・1997)
・ FCから長く続く人気アクションゲームの設定までをもリメイクし、新たな物語を生み出したアクションRPG。
萌えキャラ化が顕著になったロールちゃん、本作から登場した魅力的な悪役トロンとコブンなど、大きなおともだちを巻き込む人気を呼んだ。
・ 本作にはラピュタの明確なパクリは存在しないものの、主人公(ロック)とパートナー(ロール)の声が
パズーとシータを演じた田中真弓と横沢啓子(現・よこざわけい子)であったり、
これまであまり聞かない言葉であった空の海賊「空賊」 の存在、
(空賊は他にもバンダイの『テイルコンチェルト』、セガの『エターナルアルカディア』などに登場するが、ラピュタから派生しているのは間違いないだろう)
古代文明、ロボットなど、露骨に影響を受けているのは間違いないので念のため掲載。
(情報提供:刺身醤油様)