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●映画 と
■トイ・ストーリー■1995米 TOY STORY
・ ピクサーの名を世界に知らしめた世界初のCGアニメ長編。
続編(1999)も制作されている。
・ カウボーイ人形のウッディとSFヒーロー人形のバズの対立と友情を描いた冒険映画。
世界観が『クロックワークナイト 〜ペパルーチョの大冒険〜』(SS・1994)と同じじゃん、とか「先見の明」とかいうツッコミは誰もしない。
センス次第でこれだけ印象がかわる、ってことですな。
・ なおライセンスのゲームも海外を中心にSFC,MDで出ているが国内はどうだったかなぁ。
『イルブリード』(クレイジーゲーム・DC・2001)
・ DC初期の作品『ブルースティンガー』を作った開発会社・クライマックスグラフィックスが、社名変更を経て発売したカルトゲーム。
・ 前作は、映画のテイストを目指すものの、野暮ったさがまとわりついて妙な味わいになってしまっていたが、
その野暮ったさをイタリアンホラーに見出した方向性は正しい気がする。
・ とにかくエログロを極限まで追究したB級映画ゲームである。
・ 様々な(架空の)映画をモチーフにしたアトラクションのある巨大テーマパークを死なずに通り抜けていくだけという、
"初めから『ウエストワールド』"なゲームなのだが、
同じホラーゲームでも『バイオハザード』『サイレントヒル』のような様式美は皆無、
とにかく「グロくてエロければOK」な方針がまさにB級ハリウッド、というかむしろイタリア映画。
・ なおアトラクションのモチーフには『トレマーズ』や『フィールド・オブ・ドリームス』などもちらつくが、遠い親戚程度かな。
・ さて説明が長くなったが、パクリ部分は6つ目のアトラクション「トイ・ハンター」に登場するおもちゃのカウボーイ人形の彼。
この映画ばかりは露骨にやってるのでフォローしておかないとまずいかと。
なお写真は自分で撮れてないのでクレイジーゲーム公式サイトを参照してもらおうと思ったが、
いつの間にか閉鎖されていたので貼っちゃえ!(いいよね?)
人形って暗いところでみると不気味ですよね。(クリックで拡大)
・ なお映画のパクリとは関係ないが、この面のボス「ゾディック」(ザ・ヘッジホッグ)は必見。
■遠い空の向こうに■1999米 OCTOBER SKY
・ NASA技術者の伝記の映画化。
炭鉱の街に生まれた田舎者青年たちがスプートニク衛星にショックを受け、ロケット打ち上げを思い立つ。
数多くの失敗を経て、親との確執、教師の深い理解などを得て、彼らロケットボーイズは成長していく。
本家ほどではないが、1950年代の風俗満点で送る『スタンド・バイ・ミー』青年版ともいうべき青春感動映画。
『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』(チュンソフト・PS2・2004)
・ 『街』のチュンソフトがサウンドノベルで培った技術を使いより映像演出を強化したマルチシナリオアドベンチャーゲーム。
学園もののアドベンチャーゲームとしての面白さを、「金八先生」「猫の恩返し」というゲームファンの嗜好と離れた装飾で飾ってしまったことで
結果的に多くの人に手にとってもらいにくくなるという、ある意味矛盾した商品構造を持ってしまっているのが非常に惜しい作品。中身は面白いらしい。
・ 問題の部分はシナリオのひとつ第5話「星に願いを…」。
おちこぼれ学生3人組が教師の協力を得て、本物のロケットを打ち上げようとするストーリー。詳しくは公式サイト参照。
・ さらにこの映画に到るまでに有名な類似作品がある。それは川端 裕人のヒット小説『夏のロケット』であり、
あさりよしとおの小学生版ロケットボーイズ漫画『なつのロケット』であるが、
そのどれもが基本的に映画の原作となる伝記を基にした派生をしているきらいがあるため、どれをベースにしてゲームが生まれているかはわからない。
ただここではあえて、ゲームで先にこのドラマを知った人が、さらに他のメディアでも楽しんでもらうための補足としてここに記しておく。
■トータルリコール■1990米 TOTAL RECALL
・ オランダ時代のルトガー・ハウアーを育てた、ラズベリー賞受賞監督
ポール・バーホーベンの代表作品のひとつ。
シュワルツェネッガー作品としては意外と評判が悪いけど私は好き。
P・K・ディックの短編をプロローグにして、その後を書き足して長編にした物語。
途中で医者と奥さんが出てきて「これは映像なんだ」と説明しに来るところは原作にはないのだが
とてもディックっぽくて名シーンだと思う。
『ブルー・アルマナック』(アスク講談社・MD・1991)
・ 冒頭のストーリーがディックの原作部分そのまま。
でもこのあたりの話は、寺沢武一の『コブラ』ですでにまるごとパクられていて
日本人にはこっちのほうがなじみ深いという。
このゲームでは、このシーンで「フィリップ博士」と「ディック博士」という2人が登場する。
ベタベタだけど笑える。
・ 映画とは関係ないがこのゲーム、中盤のギルドのBGMがほとんどまんまスティングの「ラシアン」。おいおい。
というわけで残念ながら、“古代祐三も絶賛”のアレンジCDにはこの曲は入っていない。
■トップガン■1986米 TOPGUN
・ リドリー・スコットの弟、トニー・スコット監督作。
多分彼の経歴からこの作品がなくなることはないだろう。
ヴァル・キルマー、メガ・ライアンなど、この映画でチェックした役者はみんな人気になった。
最近は「メグ・ライアンって『トップガン』に出てるんですね」とかいう話を聞いて、自分がオヤジなったものだと実感。
・ タイトルを使っているものの、内容は映画とは関係ないゲームも、ファミコン(コナミ)などで出た。
ファミコンなのに画面分割による2人同時プレイをさせていたのが大業だったような。
『アフターバーナー(II)』(セガ・アーケード、マークIII、PCエンジン、FC、X68000、FMTOWNS、MD、32X、SS、DC、GBA、PS2・1987) AFTER BURNER
・ セガの体感シリーズの全盛期の1つ。タテヨコに稼働するゆりかごの中でゲームを遊ぶ。
・ スロットルがなく(つまりアフターバーナーしない・笑)ゲームバランスも悪い先行量産型「1」と、
きちんとゲームになっている「II」がある。
メガCDで『〜III』というのが出たが、これは『ストライクファイター』の移植で別物。
・ ゲームそのものが『ターミネーター2』で冒頭のシーンに登場した。
・ まぁゲーム自体見たまんまで、F-14が自機というだけで映画を想起させるのですが、特にすごいのがエンディング。
映画のラストシーンをほぼそのまま取り込んでます(下写真)。なおアドバタイズにも取り込み写真が多数使われており、
映画序盤のクーガーとマーベリックの飛行シーンなどが取り込まれています。
・ ちなみにこのゲームは味方も敵機も全部西側の戦闘機。昔は「ヘンだよね」とかいって笑えたけど、今は現実に起こっているので笑えない。
・ 移植はMD、32X、SS、DC(シェンムー2&鈴木裕コレクション)、PCエンジン(NECアベニュー)、FC(サン電子)、X68000(電波新聞社)がある。
・ 海外GBAの「SEGA ARCADE GALLERY」にも収録されているが、こちらはなんと1作目の移植。
スロットル操作も無ければゲームも単調なのでこれを目当てに買うと痛い目を見るので注意。
・ PS2版(SEGA AGES 2500シリーズ)はフルポリゴン化されているがゲーム自体はアーケード版そのまま。
ここで紹介するエンディンググラフィックに至ってはアーケード版そのままになっている。
敵も味方もNATO軍。
エンディングシアター(II)。ゲーム中央の写真の元はマーベリックじゃなくてグースだったのか!
『エースコンバット2』(ナムコ・PS1・1997) ACE COMBAT
・ アーケードゲーム『エアーコンバット』の移植として登場した前作をパワーアップしたコンシューマオリジナル続編。
現代航空兵器の架空世界での戦闘という『エリア88』の影響を色濃く残したストーリーが大きな反響を呼び大ヒットした。
・ パクリというほどではないが本タイトルには映画の影響が少し見られるのでその辺を紹介。
・ まず敵パイロットの最強レベルの称号「TOP GUN」。これだけなら映画とは無関係ともいえるが、ミッション「ELDORADO」に登場する
敵パイロットの1人に「GOOSE」の名が(ただし搭乗機体はトーネード)。
・ その他ミッションの名前には「FINAL COUNTDOWN」「ST.ELMO'S FIRE」「DARK STAR」「ONE NIGHT STAND」など
他映画(もしくは音楽?)を思わせる名前も。
(情報、画像提供:Lt.Fukai様)
(画像クリックで拡大します)
『オペレーションラグナロク』(SNK・アーケード・1994)
・ MVS(ネオジオ)発売の横スクロールシューティングゲーム。開発は『雷竜』やアーケード版『超時空要塞マクロス』シリーズのNMK。
ゲーム自体もシューティングとしてなかなかよくできているが、特に音楽に人気が高い(作曲は『バトルガレッガ』の並木学)
ところがサントラCDどころか、MVSのくせに家庭用の発売も無かったりする。
・ パクリどころはオープニングのプレイヤー紹介。3種類から選ぶ自機のうち、1機に乗っているのは、なんだ、トム・クルーズですか。
ジャケットのワッペンもそのまんまだねー(笑)。
映画公開から8年経っても人気者。左はパンフの写真を反転したものです。
『トライゴン』(コナミ・アーケード・1990)
・ コナミにしては比較的オーソドックスな縦スクロールシューティングゲーム。
最大の特徴はボム替わりのドラゴンレーザー。その名の通りのドラゴンの姿をしたレーザーの圧倒的な迫力は注目された。
『マジカルチェイス』のラスボスが似たような攻撃をしてきてちょっとびっくりしたけどそれはまた別のお話。
・ パクリ部分はタイトルロゴ。"TOPGUN"と"TRIGON"は確かに似ているが、まあ元からある言葉だ。
左右に羽根かざりがついているけどこれもまだよくあるといえるが、ロゴの文字フォントが同じというのは偶然にしては出来すぎている?
(情報、写真提供:U-CHANG様)
おまけで『グラディウス』(1985)のロゴ。映画より古いけど何となく似てません?
『USネイビー』(カプコン・アーケード・1990) CARRIER AIRWING
・ 前年に発売されたアーケード版『エリア88』(1989)の実質の続編。
3種の現用戦闘機を選び、獲得した賞金で自機をパワーアップさせていく2人同時プレイも可能な横スクロールシューティング。
・ 前作がライセンスゲームだったのに何故続編でライセンスを外したのかは不明(翌年には『エリア88』のSFCアレンジ移植版まで出てるし)だが、
風間真らが出ないこと以外基本的なプレイ感覚は同じなのでそれほど違和感は無い。
アメリカ軍がX国の背後にいる武器密輸組織(゜∀゜)ラフ゛ー!!を倒すという話になったからか
北海道とか渋谷とかなじみのある日本の風景(看板)がよく登場する。どうやらラブーは日本にあるらしい。『コンタクト』みたい。
……ところでUS"ネイビー"なのに空母から発進するんですか?
・ パクリ部分はアドバタイズデモに登場するプレイヤーキャラ。風間真の転生したトップガン、リック・フォードのポーズはトムそのまま。
また、1コインクリアで見られる空母着艦エンディングは映画のヴァル・キルマーとの仲直り握手シーンからのイタダキです。
・ ところで本作のマッコイじいさん&サキが転生したハゲおやじは誰が見てもショーン・コネリーであるのだが、
元ネタは現在捜索中。一番有力だった『プレシディオの男たち』では顎ヒゲ無いんだよね。
その他『最後の聖戦』『アンタッチャブル』『レッド・オクトーバーを追え!』『ハイランダー』では無い模様。
あとグレッグの転生したキャラもケビン・コスナー似なんだよな……(イラストはスティングということで)。
(情報提供:刺身醤油様 写真協力:kommander様)
下のゲーム版、ちゃっかり握手する人が増えているのがミソ
問題のコネリー様。この頃の映画はどれも顎ヒゲ無いんですよね。映画雑誌からのフォトかも
■となりのトトロ■1988東宝
・ 『風の谷のナウシカ』の宮崎駿監督の作品中、最もヒットしたのは『千と千尋と神隠し』、次が『もののけ姫』だが、
その次は多分これだろう。ノスタルジーあふれる世界観は、現在50代の人に特にささるらしく、
多くの映画評論家から絶賛された、数少ないアニメ映画だ。
残念なことに宮崎監督はTVゲームを大変毛嫌いしていて、監督の作品がゲームになることは
テクノポリスソフトのPC用ソフト『風の谷のナウシカ』以降はもうないだろう。というか
あれのせいで嫌いになったというウワサも(ウワサです。あくまで)。
『ギャラクシーファイト』(サン電子・ネオジオ、SS、PS・1995) GALAXY FIGHT
・ サンソフト(サン電子のブランド名)ネオジオ格闘ゲーム第1弾。
・ ごつくていかついSNKゲームと違い、やわらかい色彩でアニメ調キャラクターが格闘する。
・ 中でももっとも人気が高かったうさぎ人間?スターパンチャー“ルーミ”の、
彼女のステージの背景にいる現住生物たちがかなりトトロをモチーフにしていると思われる。
下写真だと見にくいが、手前を移動するやつなんか小・中トトロですよねぇ。
後ろのやつはトトロというよりもドラッキー(ズームネコ)みたいだけど(笑)。
・ 開発チームのトトロ方面への傾倒は、格闘第2弾『わくわく7』において完成するが?、それは下記の項で。
「かちなのだー!」 このステージは謎の歌が耳に残る。
『激写ボーイ2 〜特ダネ大国ニッポン〜』(アイレム・PS2・2001)
・ PCエンジンのカルトゲームの続編。詳しくはこちら。前作についての詳しくはこちら。
・ 今回のネタは3面「オダイバ心霊スポット」。
ゲーム途中で飛んでくる「イヌバス」に注目。顔は『チキチキマシン猛レース』のケンケン風、というかかなりだらしないカンジ。
最初は空を走っていますが、ゲーム後半にバス停へと着陸します。
注目しているとクリア目標の顔を撮影しそこなうので注意。
続編では是非「でびっどとこいぬばす」を実現してもらいましょう
『マジカルチェイス』(パルソフト・PCエンジン・1991)
・ ボーステックブランドでパソコンユーザーには有名だった「クエスト」が
コンシューマにボーステック以外のブランドで参入した記念すべきソフト。
その後クエストは『伝説のオウガバトル』で大人気メーカーとなる。
パルソフトは販売元で、他にもいくつかの移植ものを発売したが現在は消滅。
・ 『マジカルチェイス』は、オリジナルの横スクロールシューティング。
サクセスの『コットン』に一見よく似た魔法使いの女の子がホウキにまたがって戦う。
・ 『オウガバトル』以降に見られる、コミカルで美しいファンタジーグラフィックは既に健在で
非常にデキの良いゲームであった。ただし、販売元、開発元ともに無名だったこと、
発売日がコナミPCエンジン初参入ソフト『グラディウス』と同じ日だったことなど、
不幸が重なり、今ではプレミアソフトになってしまった。
「PCエンジンFAN」(徳間書店IM)の読者は通販でも買えたのだが。
・ 後(1999年)に開発元のクエストがボーステックブランドでWindows95版を発売(2800円)。
中身は完全なエミュレート。DAで曲が入っているのでサントラにもなる。
マイクロキャビンからGBCにも移植された(2000年)。
・ で、『トトロ』なところだが、夜の森のステージで、「ネコバス」がカタい敵として出てくる。
この敵を撃ったときのSEがネコの鳴き声で「にゃー・にゃー」とメチャクチャかわいらしかった。
そうそう、音楽担当も『オウガ』メンバーで最高だったなぁ。
こんな幻想的な画面ですが、シューティングゲームなので撃墜しないといけないのでした。
『わくわく7』(サン電子・ネオジオ、SS・1996)
・ サンソフト(サン電子のブランド名)が『ギャラクシーファイト』(1995)に続いて発売したネオジオ格闘ゲーム第2弾。
かわいらしいキャラがコミカルな格闘をするのだが、格闘自身のストイックなところは
ネオジオブランドらしく、良くできていてそれなりに評判が良かった。
人気、売り上げとも前作には及ばなかったのが残念。サターン版も出ている。
・ で、このゲームにはなんと「トトロ」をベースにしたと思われる動物がプレイヤーキャラになった(まるるん)。
背中にメイとサツキを足したみたいな小学生の女の子がくっついていて、彼女のリアクションにも人気が集まった。
ちなみにこの開発チームが後に独立したようで、それがどうやら「サンタクロース」。
独立後のオリジナルタイトルがサターンとアーケードで発売された『アストラ・スーパースターズ』なのだが、
これはさらに輪をかけてマイナー人気だった。かわいいのに。
まるるんはおともだち!
■ドラグネット■1952米 DORAGNET
・ ジョー・フライデー警部の活躍を描く、アメリカの刑事・人気テレビシリーズ(白黒)。
・ 日本でテレビ放映されたのは1957年。
・ 硬派な作品であったが、後年映画化された『ドラグネット 正義一直線』(1988)は、
ダン・アイクロイド主演の完璧なコメディ映画。
・ テレビ版の主人公の孫(子供?)という設定の他は、テーマ音楽くらいしか共通点は無かった。
・ 番組自体よりも、テーマ曲の「でーででんでんでー♪」の方が有名。
『ドンキーコング』(任天堂・アーケード、FC・1981) DONKY KONG
・ 詳しくは『キングコング』の項参照。
ゲームスタート時の「でーででんでんでー」という音楽は完璧にドラグネットのパクリだが、
JASRACのシールも貼らず、堂々とその曲のまま移植されているところが潔い。
『ピットフォールII』(セガ・アーケード、SG-1000・1985)
・ 詳しくは『インディジョーンズ』の項参照。
・ 上の『ドンキーコング』と同様、例のメインテーマをパクってます。使用場所はプレイヤーデッドの曲。
ちなみにこの曲が聴けるのはアーケード版のみ。SG-1000版では「ピロピロピロ」という音しか鳴りません
(アーケード版は死に音が2種類ある)。
セガは潔くない、のか?(笑)
■ドラゴンへの道■1975香港 The Way of the Dragon
・ ブルース・リー監督・脚本・主演その他もろもろ。ローマへやってきたリーがイタリアンマフィアを片っ端からやっつける映画。
クライマックス、コロシアムの通路でチャック・ノリスと繰り広げるラストバトルは、ブルース・リー作品としても格闘映画としても史上最高と言われる伝説的なシーンとして語り継がれている。
なんでコロシアムなのに闘技場の中央で戦わないのかというと、恐らくセット撮影なので広場を作ることはできないからだろう。
・ ファンには有名な話だが、本作の撮影を手掛けたのは西本正という日本人。
彼は戦後、新東宝で中川信夫の『東海道四谷怪談』など多数の作品を手掛けた後香港へと渡り、今度はショウ・ブラザーズでさらに多数の映画を手掛け、
その後『死亡遊戯』や『Mr.BOO! ギャンブル大将』などを手掛けた伝説的なカメラマンである。
『ストリートファイターZERO』(カプコン・アーケード、PS1、SS、Windows、PS2・1995) STREET FIGHTER ALPHA
・ 『ストリートファイター』(1)と『ストリートファイターII』の間の物語を描いたのにタイトルは「ゼロ」という、大きな謎を持った人気格闘シリーズ。
メイン3作のシリーズの他にもアレンジ版の多数のバリエーションを生んだがこれは初代。
・ 急造タイトルだったらしい誕生エピソードや、メモリなどの関係でキャラの色数や中割りは当時の最高水準からかなり減らされていたものの、
『ストII』以上の躍動感を持って描かれた魅力的なキャラクターの数々はまさにカプコンのデザイナーのセンスと技術力のたまものである。
なお『ヴァンパイア』や『X−MEN』などの影響か、このゲームで初めてアニメチックなデフォルメをされたキャラデザインは好評を博したのか、その後の基本となった。
・ 今回の指摘箇所はバーディーのステージ。『スト1』とはデザインからしてほぼ別人と化したイギリスのモヒカンパンク兄ちゃんは、なぜかイタリアのコロシアムで戦う。
きっと背景と彼はたまたま最終的にセットにされただけでたまたまめぐり合ったのではというくらい関連性が低い。
・ ともかく奥に見えるコロシアムの中央の見え方や、闘いを見守る猫の存在などから映画がモチーフになっているのがわかる。
ただし猫の鳴き声で試合が始まるというような凝った演出は体験できないのであしからず。
・ なお、本作は、人気が旬を過ぎた頃にOVA化されているがコロシアムが登場しているかは不明。多分出てこないんじゃないか。
(情報提供:遊徒様)
リーのコピーキャラは数々のゲームに登場するが、チャック・ノリスのコピーもどこかにいないのかな。
『ピットフォールII』(セガ・アーケード、SG-1000・1985)
・ 詳しくは『インディジョーンズ』の項参照。
・ 上の『ドンキーコング』と同様、例のメインテーマをパクってます。使用場所はプレイヤーデッドの曲。
ちなみにこの曲が聴けるのはアーケード版のみ。SG-1000版では「ピロピロピロ」という音しか鳴りません
(アーケード版は死に音が2種類ある)。
セガは潔くない、のか?(笑)
■ドランクモンキー・酔拳■1978香港
・ 70年代末に大爆発したジャッキー・チェンブームの原点。
日本で初めて公開されたジャッキー主演作である。「酔えば酔うほど強くなる」は名コピーだよなぁ。
・ 酔拳という、これまでみたこともないような滑稽な拳法の面白さ、そしてジャッキーと彼に酔拳を教える師匠との掛け合いが融合した傑作。
・ 16年後の1994年にジャッキー・チェン主演で続編(『酔拳2』)が制作されたが、実はたった1年後に続編が制作されているのをご存知だろうか。
『南北酔拳』(1979)は、ジャッキーではなく師匠の蘇化子が再登場する(役者は1作目と同じく袁小田)。
内容はタイトル通り「南酔拳」と「北酔拳」の戦いを描く映画だそうだが、なんだか世紀末救世主な話を思い出す。元ネタ?(笑)
ジャッキー不在とはいえ、日本未公開なのはとっても残念。
『THE 功夫』(ハドソン・PCE・1987)
・ 詳しくは『燃えよドラゴン』の項参照。
このゲームのラスボスがこの映画の師匠・蘇化子そのまんまです。
もしかして酔拳をはじめて本格的にゲームに取り入れたのはこのゲームが初?
少ないパターン数で酔拳を再現している様はちょっと面白いけど、これがラスボスってのもどうかと思うぞ。
■トロン■1982米 TRON
・ 世界で初めての本格的なCGを使用した映画。
コンピュータの世界に入り込んでしまったコンピュータエンジニアが電脳世界で巨大な組織と戦う、
という話だったような。
まだワイヤーフレームな感じがCGだった頃の、最先端CGが見物。
・ 主演はなんとジェフ・ブリッジス。このころはまだオヤジ役が定着していなかったのか。
それと、ディズニー映画というのもなんとなくわかるような。
・ この映画の公開年は何と1982年。まだTVゲームが生まれたか生まれてないかの頃の作品で、
公開当時かなりのインパクトを与えた
(もっとも、まだCGを使っていない『スターウォーズ』は「帝国の逆襲」まで公開された後だけど)。
・ あの『ダビスタ』の薗部さんがプログラマを志したきっかけとなった映画とのことだが、
世の中にはこの映画がきっかけでパソコンを始めた人は多いはず。
もっとも当時のパソコンでは映画のようなCGは夢のまた夢だったのだが。
さらに今見ると「安いCG」になってしまうのが技術の進歩ってやつですね。
『スターブレード』(ナムコ・アーケードほか・1991) STAR BLADE
・ 詳しくは『スターウォーズ ジェダイの復讐』の項参照。
・ LDゲームをポリゴンでつくったもののはしり。元祖シェンムー?(QTE)
ポリゴンで作られた映像=宇宙空間の中で登場する的……敵を打ち落とすゲーム。
元々は大阪の花博パビリオンでプレイできた『ギャラクシアン3』を1人用にアレンジしたもの。
・ このゲームの最後に出てくる、敵のデススターのような人工惑星のコアが、『トロン』のコアにそっくり。
・ ただ、すみません。私は昔に映画観たままなんで、どのくらい似ているか覚えていません。
でも最後にでっかいコアを破壊、というのは「ジェダイの復讐」より古い『トロン』が元祖なんですかね?
(案外『宇宙からのメッセージ』だったりして)
(情報提供:父猫様)
『デゼニワールド』(ハドソン・PC・1985)
・ PC黎明期の日本製ギャグベンチャーゲーム『デゼニランド』(1983)の続編。
名古屋の巨大遊園地を制御する巨大コンピュータ「HAL3」(ハルミ)を止めるため、デゼニマンが復活する。
詳しくは『2001年宇宙の旅』の項参照。
・ パクリ部分は「雷鳥(サンダーバード)レンタカー」の前に止められているバイク(?)。
無造作にこういうのを描けるのが80年代っぽい
『ハングオンGP'95』(セガ・SS・1995)
・ セガの家庭用初となるオリジナルフルポリゴンレースゲームで、アーケードの名作『ハングオン』の名前を冠した作品。
周回コースを回るバイクレースゲームの、どの辺りに元祖の面影があるかどうかはさておき、
実はトラック野郎風ハンドル周辺機器「レーシングコントローラ」を使うことにより、それなりに面白くなる。
バイクっぽい挙動かどうかはおいといて。
・ 開発は、もしかしたら当時のスタッフもいたかもしれない「元気」(との噂)。
・ パクリ部分は裏技によって登場するバイク。現実風のバイクが登場するゲームの中、
この隠しバイクだけかなりトロンを意識したデザインになっており、はっきりいって浮いていた。
・ 以前は『アキラ』の金田バイクかという話だったのですが、記憶違いで写真を見るとかなりトロンですね。これ。ということで移設。
鈴木裕は多分非監修。ハングオン黒歴史