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●映画 13日の金曜日

13日の金曜日■1980〜米
・ 世界で最も有名な殺人鬼、ジェイソンで有名なスプラッタ・ホラーシリーズ。
  クリスタルレイクで溺死した子供ジェイソンにまつわる怨念と殺人、というストーリーベースが残っているのも序盤だけ。
  今では若者のアホさ加減が何よりも嫌いなホッケーマスク男の殺人珍道中となった。
・ 映画『スクリーム』冒頭で出た本作にまつわるクイズ、ホラー映画ファンには有名な話だが、
  PSの名作恋愛アドベンチャー『キャプテン・ラヴ』の6話冒頭でもこれと同じ話をしている。
  なお、ジェイソンがホッケーマスクを付けるのはパート3から。
  超能力少女と戦い、ニューヨークを彷徨い、未来の宇宙でパワーアップもした彼の最新作の対戦相手はフレディ・クルーガー!

広いぞクリスタルレイク 真っ昼間から出没してます
道中ではなぜかゾンビと戦うオフィシャル版(北米版NES・1988)



『カメレオンキッド』(セガ・MD・1992)
・ アメリカ開発の横スクロールアクションゲーム(北米タイトルは『キッドカメレオン』)。
  ホログラムデッキ内で9つの姿に変身して戦うキッド(なんかキューティハニーみたいだね)の変身する姿のうち
  アイスホッケーマスクを被ることによる姿が「アックスキッド」
  武器はじゃんけんとブロッ拳、じゃなくて斧。
  ちゃんと取説には「凶暴な殺人鬼に変身し」って書いてある。お前、正義のヒーローじゃなかったのかよ!

すたこらすたこら
取説より。ナムコもびっくりの「凶暴な殺人鬼」


『ガルディア』(セガ・アーケード・1986) GARDIA
・ コアランド開発による、『ゼビウス』派生の空中・地上打ち分けタイプの縦スクロールシューティングゲーム。
・ 指摘内容は『ゼビウス』でいう「ソル」にあたる隠しキャラクター。決まった地上のある場所を打つと隠しキャラクターが登場しボーナス得点が入るのだが、
 そのキャラクターがなぜかゲームとは何の関係も無い映画のキャラクターである。
 ここで指摘するのは2面あたりで登場するキャラ。血塗られたナタを持ったホッケーマスク男。少ないドットでよく描けてると思います。
 ちなみに1面はダースベーダー。物騒なキャラが多い?
別に襲っては来ない
巨大ジェイソン登場

『銀河任侠伝』(ジャレコ・アーケード・1987)
・ 詳しくは『めぞん一刻』の項参照。
1面の最初に出てくるザコの1人がジェイソン(ホッケーマスクの男)。攻撃は、チェーンソー。『悪魔のいけにえ』も入ってますか?

輪島もいます J3
2頭身になるとジェイソンもかわいい。隣りは輪島です。


『クライムファイターズ』(コナミ・アーケード・1989)
・ コナミの『ダブルドラゴン』、もしくは『ベアナックル』。
・ ただしジャンプボタンが無く、パンチとキックの2ボタンになっていたのが少し独自性?
・ 2面(地下鉄車内)のボスがホッケーマスクを被り、斧を持った大男。
  ストリートギャングにこんなのいたらイヤです。
・ このゲームには他にもジェームズ・ディーンかぶれのヤサ男(下画面参照)や、
  ブルーオイスター(ポリスアカデミー)系のバイカー系オカマがいたりしてなかなか素敵です。
・ よりキャラが大きくなり、ベアナックル、FFのパクリ度が非常に高くなった続編(1991)もある。

このゲームは音楽CDも出てましたね。

当時のコナミ独特の細やかな描き込みが美しい画面。


『クイズ迷探偵ネオジオ』(SNK・ネオジオ・1992)
・ 『クイズ大捜査線』(1991)の続編は日本俳優大挙出演のマイナーチェンジ版。
  ネオジオCD版が未発売のためなのかネオジオ版のロムがかなり高額取引されているが中身はそれほど進化してない。
・ 登場箇所はシナリオ2「宇宙からの依頼人」
  人間にボディスナッチした7人の宇宙人を、宇宙人の少女と共に追うネオ&ジオの活躍を描くが、その途中にアクシデント発生するのがこの「殺人鬼」。
  ホッケーマスクに『エルム街の悪夢』のフレディの爪まで付けている一人二役状態ですが、全体的に醸し出している雰囲気はジェイソンなのでこちらで紹介。
  (情報提供:アニータ様)

ジェイソンにしてはよく喋るな……って喋らないとクイズ出せないか
武蔵坊弁慶状態の殺人鬼。春より湖のほとりでよく見かけます。


『サンサーラ・ナーガ』(ビクター音楽産業・FC、GBA・1990)
・ 「ファミコン通信」に連載していた「しあわせのかたち」によりファミコンファンに高い評価を受けていた、(心を病む前の)桜玉吉がキャラクターデザイン、
  さらに押井守、伊藤和典、川井憲次というアニメ版「パトレイバー」メインスタッフ3人組の作品であるということで話題となった竜育成ファンタジーRPG。
・ 主人公の連れた竜に倒したモンスターを食べさせ育てていくのがゲームとしての最大の特徴。
  一部で高い人気を持ち、同じスタッフによりSFCで続編を発売、2001年には2作を1本にしてGBAリメイクもされた。
・ というわけで登場部分はやっぱり敵キャラクター。「じゅうさんきんおとこ」というホッケーマスクにチェーンソーを持った敵が登場します。
  せっかくチェーンソー持たせてるのならいっそ色違いで「いけにえおとこ」とか「レザーおとこ」とかもいてもよかったかも。でみんなまとめて竜のエサに。
  なおアイテムとしてショップで買えない武器・チェーンソーを落とす事がありますが、ラスボスに使ってどうなるかは知りません。


『スパルタンX』(アイレム・GB・1990)
・ 同名映画のタイトルを冠した人気アーケードアクションゲーム(1984)を大幅にアレンジして移植した作品。
  地形に起伏があったり、舞台がかわったり、敵キャラクターにバラエティが生まれた。でも敵の攻撃の基本は「掴み」。
  なお、今回もスパルタン号もスペインも登場しない、映画とは無関係のドラマが展開するが、ラスボス(ミスターX?)はやはり足払いで倒せるぞ。
・ パクリ部分は1面ボス。チェーンソーを持ったホッケーマスク男で名前は「チェンソージェイスン」だそうで。
  なんかいきなり出演映画間違えてジャッキーと戦っているよ! と思えばちょっと楽しい。
  (情報提供:NOYS様)

えっ? これと戦うんですか? なんか後述のロボコップに出てる人に似ている
ジャッキー、今度はこんな連中と戦うのかい。


『スプラッターハウス』(ナムコ・アーケード、PCエンジン・1988)
・ 雨宿りに立ち寄った洋館に潜む悪魔にさらわれた彼女を救うため、仮面の呪いを受けて蘇った男が突き進む横スクロールアクションゲーム。
  業界屈指の技術を持つナムコの、ハイレベルなグラフィックで繰り広げられる徹底的なスプラッタ描写が話題を呼んだ。
  プレイヤーキャラはどうみてもジェイソン。でもさらわれた恋人を救い出す正義の味方。
  後半の意外な展開と悲劇的なラストシーンで、多くのアクションゲーマーのトラウマになった。
・ なお物語はその後メガドライブに舞台を移動し続編が2作つくられたが、どちらも本当に映画の(安易な)続編のようなシナリオに苦笑。
  なお3では奥行きのあるマップ探索式ベルトアクションになっている。
・ 本シリーズを語る上で外せないのがディフォルメされたファミコン版『わんぱくグラフティ』(1989)。
  恐怖がモチーフのゲームになぜディフォルメ?という疑問は多分制作者ですら持ったと思うが、
  真のエンディングを見ると、実はアーケード版の前の物語であったという意外なオチが付く。

すぱーん ででーん
あまりにまんまなキャラデザインの潔さに感動


『忍者龍剣伝』(テクモ・アーケード、リンクス・1988)
・ ファミコンで人気を呼んだ劇画調シリーズとは全く違う展開のアーケード版。海外では『忍者外伝』という名で発売されている。
  アメリカの間違った日本文化を演出に最大限に使ったダブルドラゴン系格闘ゲームの一種。
  このゲーム全面を通して登場するザコは全部ホッケーマスクを被ったジェイソンそっくりの男たち。
・ なおこの主人公リュウ・ハヤブサの必殺技「首切り投げ」は、テクモの格闘『デッド・オア・アライブ』シリーズでも同名のキャラが使う。
  マスクの下は美形?

勘違い忍者のNO1かも 破兆
これが有名な?「首切り投げ」です


『忍者龍剣伝』(テクモ・FC、PCエンジン、SFC・1988)
・ ゲームセンターで笑いを誘ったアーケード版とは全く違う展開のFC版。
  現代を舞台にした忍者という設定は同じものの、ハードな劇画調ストーリーと幕間のデモがFCとしては珍しく、続編も2作発売された。
  なお本作も海外では『忍者外伝』という名で発売されている。
  (補足だがPCエンジン版はハドソン発売でBGMが違う。本作の音楽はなかなか良いのでちょっと退化気味)
・ で本作にも後半のザコとしてジェイソンが登場している。
  緑色の配色や斧を持ってる分、アーケード版よりもジェイソンっぽい。

ジェイソンは生きていた
赤シャツでなくオーバーオールになって、より"本物"らしくなった彼

『ホラーストーリー』(東亜プラン・アーケード、PCエンジン・1989) DEMON'S WORLD
・ 2人同時プレイ可能な横スクロールアクションシューティング。タイトーの外注制作を多数手掛けていた東亜プランがその名前を表に出し始めた作品。
  詳しくは『ゴーストバスターズ』の項参照。
・ パクリ部分は1面序盤のザコ敵。外見がそのままなので画面見ていただければ一目瞭然かと。

タイトル画面
突如現れた殺人鬼ジェイソンと戦う2人、ってこの写真含め『ゴーストバスターズ』の項と同じ


『魔界プリンス どらぼっちゃん』(ナグザット・PCエンジン・1990)
・ 一時期ナグザットのマスコットだったキャラクターのデビュー作。その後SFCでRPGやゴルフゲームなども出たみたいだがその後の行方はよく知らない。
  なおキャラデザインは『PC原人』などで実績もあったRED。
・ なおキャラのデビュー当時、なぜか"みんだ☆なお"が「さわやかな」4コママンガ描いて雑誌の記事だか広告に連載していた。
  キャラデザインは『怪物くん』(藤子A)の主人公と、映画2作目『デーモンの剣』に出てきたライバルキャラ、
  プリンスデモキン(わかんないって)を足したようなイメージ。
・ ゲームはオーソドックスな横スクロールアクション。ザコが「イッちゃった顔したクリボー(?)」とか「臭い息を吐くゴミ袋」とか謎が多い。
・ 問題の箇所は2面のボス。おでこに「13」というお茶目な数字の書かれた白いマスク男。
  斧を持ち、マップ背景に「KINTAROU」と書かれているのは彼の子供時代? それとも盗品?

13
「わんぱくグラフティ」に似てなくもない。


『マジカルチェイス』(パルソフト・PCエンジン、GBC、PC・1991)
・ PCエンジン幻のソフト。開発は『オウガバトル』のクエスト。詳しくは『となりのトトロ』の項参照。
  Windows95版がボーステック(クエスト)から発売された。2800円でエミュレート版が遊べる。
・ 問題のシーンは5面(夜の街の面)で、中ボスの空中を浮遊する雪ダルマ2体がジェイソンのようなホッケーマスクを被っている。

くるくる回ってかわいい
映画以来、ホッケーマスクって恐怖の象徴になりましたね


『魔界塔士 サ・ガ(Sa Ga)』(スクウェア・GB、WSC・1989)
・ スクウェア(エニックス)が様々な変化をしつつ続いていくロングランRPG「サ・ガ」シリーズの記念すべき第1作。
  なお海外版では『ファイナルファンタジーレジェンド』となっている)
・ GBらしいオーソドックスなファンタジー世界観に基づいたRPG、と思いきや意外な展開もあってかなりごちゃまぜ。その辺も当時の子供にはウケたのかも。
・ GBだけでシリーズ3作が発売されているが、この頃から「サガといえばバグ」と言われてきた伝説も残しその後のシリーズでも伝統となった?
・ また、ラスボスがなんと「かみ」(神)であるということと、「かくばくだん」も通用しない「かみ」がクリティカル武器「チェーンソー」で倒せる
  (「かみはばらばらになった」)という凄いバランスが未プレイの人にも有名。
・ なお本作発売から実に13年後、WSCへ奇跡の移植が行われた(2002)。その際にいくつかの変更があったが、
  武器のひとつ「ライトセーバー」「ライトサーベル」になったのはやはりルーカス方面への配慮なのだろうか。
  つい「サーベルならいいのかよ!」とツッコミしたくなる。
・ パクリ部分は敵キャラクターのひとりにホッケーマスク姿の「さつじんき」というのがいること。武器は斧や"チェーンソー"だったりする。
  (情報提供:アニータ様)


『女神転生II』(ナムコ・FC、SFC・1990)
・ メディアミックスのはしり『デジタルデビル物語 女神転生』のファミコンゲーム版(1987)は原作からはかなり離れたRPGになっていたが、
  悪魔合体というオリジナルのシステムは大きな支持を受けゲーマーから高い評価を受けた。
  そこで同じアトラス開発ナムコ発売で、原作を越えたオリジナル新作を作ったというのが本作で、後にアトラスが単独で独立する前の最後の"メガテン"。
・ 北斗の拳さながらのオープニングと共に繰り広げられる崩壊後の東京を描いた初のメガテンであるところから『真・女神転生』の原点でもあるといえる。
  (後に『旧約・女神転生』としてSFCでリメイクもされている)
・ パクリ部分は敵キャラクターのひとり、狂人「フライデイ」。ホッケーマスクにチェーンソーという典型的な姿をしている(だからチェーンソーは……)。
  画像は「狂人 フライデイ」のイメージ検索でみつけられると思います。
  (情報提供:ダイスマン様)


『レールチェイス』(セガ・アーケード・1991)
・ 『インディジョーンズ』参照。プレイヤーのトロッコを追う敵のトロッコに乗っている
  キャラがジェイソンみたいな人たちでした(1面)。

団体さん到着です
ジェイソンというよりどこぞのプロレスラー?


『ロボコップ』(データイースト・アーケード・1988)
・ 同名映画のゲーム化。この手の版権ものではとても珍しく、音楽がすべて映画のサントラから使われている。
  もちろん当時主流のFM音源でアレンジされているので、ママではなく、しかも劇中のメインテーマ以外の曲が多いのでマニアックに楽しめる。
・ デコ特有の芸の細かいところが良い形で表現されていた良作。
・ パクリ部分は、エネミーの中のチェーンソー男。ホッケーマスク(溶接用のマスクという話もある)をはめています。多分。
  しかしホッケーマスクの敵ってチェーンソー似合いますね。映画では使ったことないはずだけど……?

アップ画面 暴れている画面
ロボコップとジェイソン、夢の競演(いいすぎ)